MOVIE2025.11.17

“カンヌ国際映画祭”グランプリ受賞!あまりにこじれた父娘に、世界が共感『センチメンタル・バリュー』

センチメンタル・バリュー

© 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー監督最新作『センチメンタル・バリュー』が、2026年2月20日(金)より公開される。この度、特報映像とポスタービジュアル解禁となった。

本作は、2025年「第78回カンヌ国際映画祭」で本映画祭最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、最大の熱狂を巻き起こし、堂々のグランプリ受賞。本年度アカデミー賞ノルウェー代表作品に選出のほか、本賞各部門でもフロントランナーとの呼び声も高い話題作。本作を手がけたのは、「第94回アカデミー賞」で脚本賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録した『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。 同作で恋愛と人生の選択を、リアルに、共感たっぷりに描いた監督が次なるテーマに選んだのは——愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみ。

主演には、再びレナーテ・レインスヴェを迎え、映画監督の父親役には名優ステラン・スカルスガルド。さらに、本作の演技で脚光を浴びるインガ・イブスドッテル・リッレオースに加え、ハリウッドからエル・ファニングも参加。複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を浮かび上がらせる。

現在北米ではNEON配給にてNY、LAでわずか4館のリミテッド公開ながら、非英語圏映画として歴代トップ10に入るほどの好成績を収めさらに注目を集めるほか、現在世界各国の映画祭で上映され、観客賞を続々と受賞、賞レースの幕開けとなるゴッサム・アワードにてステラン・スカルスガルドとインガ・イブスドッテル・リッレオースが助演俳優賞にノミネートされるなどオスカー賞レースへの期待が一層高まっている。

特報映像は、「お前は人生最高の宝だ」と語りかける父グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)、「なのに捨てたの?」と切り返す娘ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)の緊張感走る親子の会話から始まる。家族を捨てて以来長らく音信不通だった映画監督のグスタヴが、自身の15年ぶりである自伝的脚本の新作映画の主役に俳優であるノーラへ打診するところから物語が動き出す。 「受け入れたいのに、許せない」——親子だからこそ割り切れないノーラの複雑な苦悩が浮かび上がる。さらに、ノーラとは対照的に家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)と、のちにノーラの代役として抜擢されたアメリカ人人気スターレイチェル(エル・ファニング)も物語に加わりますます複雑に絡まり合っていく。もつれて解けない親子の行方は——。

ポスタービジュアルでは、グスタヴ、ノーラ、レイチェル、アグネス4者の、移り行く視線がそれぞれの揺れ動く心情、感情を表現。「いつも、愛がまるつぶれ」と親子であるノーラとグスタヴのもつれて解けない関係性を表すコピーが目を惹く。あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。観る者誰もの“代えがたい”1本になる、2026年必見の注目作だ。

センチメンタル・バリュー

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『センチメンタル・バリュー』は2月20日(金)全国ロードショー

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