CULTURE丨2026.02.22
『エヴァンゲリオン』30周年<エヴァフェス>開幕 緒方恵美、林原めぐみほか豪華ボイスキャスト13名&庵野英明が大集結

(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/ EVA製作委員会
1995年のTV放送開始から30年。社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ、そして2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』へと物語を紡ぎ、ついに興行収入100億円を突破。いまなお進化を続ける国民的コンテンツが、シリーズ初の30周年フェスイベント「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」で新たな歴史を刻んだ。
横浜アリーナで開幕した「OPENING of 30th ANNIVERSARY」。会場を埋め尽くしたファンの熱気が最高潮に達する中、カウントダウン映像が流れ、「3!2!1!」の声とともにイベントは幕を開けた。オープニングを飾ったのは、高橋洋子による「残酷な天使のテーゼ」の生歌唱。エヴァンゲリオン初号機をイメージしたカラーのドレスに身を包み、30年前と同じように観客の胸を震わせる。十字型の光を思わせる色とりどりのペンライトが会場を染め上げ、一瞬で祝祭の空気に包み込んだ。

(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/ EVA製作委員会
MC・松澤ネキの呼び込みで、歴代ボイスキャストとアーティスト、そして庵野秀明監督が登壇。碇シンジ役の緒方恵美、綾波レイ役の林原めぐみ、アスカ・ラングレー役の宮村優子をはじめ、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、石田彰、立木文彦、岩永哲哉、岩男潤子、長沢美樹、優希比呂、山寺宏一らが一堂に会する光景は圧巻だった。
緒方は「30年前に夕方の時間帯で見てくれた人から、最近ファンになった若い世代まで、みんなで30周年を祝えるのが本当に幸せ」と感謝を語り、3日間のフェスを楽しんでほしいと呼びかける。林原も、この規模と3日間連続開催という事実に触れ、「どれだけ大きな作品かを改めて感じる」とし、天を仰ぎながら先輩たちにも思いを馳せた。宮村は会場の大きさに驚きつつ、「皆さんのワクワクが伝わってきた」と笑顔を見せる。坂本は、自身が参加したのは2009年からだと振り返りながら、記念すべき日に立てる喜びをにじませた。
三石は高橋の生歌と映像演出に胸を打たれ、「サービスサービスぅ!」とおなじみの決めゼリフで会場を沸かせる。山口はファンの表情を見渡しながら感無量の思いを語り、石田は作品の持つ力を再確認したとコメント。立木は「この3日間で『エヴァンゲリオン』を完全に補完していきたい。まごころを、君に」と呼びかけ、歓声を浴びた。
思い出話も尽きない。林原は、レイの「肉、嫌いだから」というセリフがきっかけで、ファンから「あなたは綾波レイじゃない」と言われたエピソードを披露。坂本は新劇場版出演が発表された際の周囲の反応を回想し、岩男は「ヒカリちゃんが幸せになってよかった」と言われた言葉を明かす。長沢が『:破』と『:Q』の間のマヤについて庵野監督に尋ねた裏話では、監督が「若い男と付き合って、フラれたんですよ」と“新説”を飛び出させ、会場は大笑いに包まれた。
初収録の記憶についても語られ、石田が登場当時の戸惑いを明かすと、緒方が「笑えばいいと思うよ」と返し、名セリフの応酬に会場が沸く。三石は初期のオープニング映像を見たときの衝撃を振り返り、庵野監督も当時は必死だったと語る。さらに、イベント当日に上映される短編を朝6時まで制作していたことを明かし、「面白いものになっている」と自信をのぞかせた。
最後は緒方が、「このキャストの誰か2人が集まれば1週間トークショーができる」と笑いながら、ファンそれぞれの思い出をこの3日間で見つけてほしいとメッセージ。こうして「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」は華やかに幕を開けた。
イベントは2月21日から23日までの3日間開催。展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」では制作資料や体験型コンテンツ、記念グッズを展開し、ステージエリアではキャストによるトークや高橋洋子のライブ、庵野監督のトークショーを実施。最終日には歌舞伎との初コラボ「歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン」を世界初披露する。配信チケットも用意されている。30年にわたり紡がれてきた壮大な物語。その“これまで”と“これから”を体現する3日間が、いま始まった。

(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/ EVA製作委員会









