MOVIE2026.03.13

是枝裕和 × 藤本タツキ『ルックバック』実写映画、海外配給決定 米・英など4カ国で公開へ

映画『ルックバック』

©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2Pictures・集英社

是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけ、漫画家・藤本タツキの同名作品を原作とする映画『ルックバック』が、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドで配給されることが決まった。北米の配給会社GKIDSとの合意により、2026年公開予定の本作が英語圏でも展開される。

原作となる『ルックバック』は、『チェンソーマン』『ファイアパンチ』などで知られる藤本タツキによる漫画。2021年に「少年ジャンプ+」で公開されると、公開初日に250万以上の閲覧数を記録し、漫画家やクリエイターを含む多くの読者の間で大きな話題となった。作品は日本にとどまらず、37の国と地域で出版されるなど世界的に広がっている。

2024年にはアニメ映画化され、国内興行収入20.4億円を記録。さらに海外でも32の国と地域で上映され、国内外から高い評価を集めた。こうした流れを受け、2018年に映画『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールを受賞した是枝裕和がメガホンを取り、実写映画として新たに制作される。公開は2026年を予定しており、すでに韓国と台湾での上映も決定している。

今回配給を担うGKIDSは2008年設立の映画配給会社で、北米を中心に数多くのアニメーション作品を届けてきた。スタジオジブリ作品をはじめ、『君の名は。』『天気の子』(新海誠監督)、『未来のミライ』『おおかみこどもの雨と雪』(細田守監督)など世界的評価の高い日本アニメを扱ってきた実績を持つ。2024年にはアニメ映画版『ルックバック』(押山清高監督)の北米配給も担当している。

GKIDSの配給担当副社長チャンス・ハスキーは、「是枝裕和は現代世界映画を定義し続ける名匠であり、藤本タツキはこの10年で最も影響力のある漫画家の一人」とコメント。実写作品へと事業を広げるGKIDSにとって、本作は芸術性、感情への洞察、そしてグローバルな視点を体現する作品だと語り、「この素晴らしい物語に挑む映画作家と協働できることを光栄に思う」と期待を寄せている。

K2 Picturesのプロデューサー小出大樹も、「初めてGKIDSのメンバーに会ったとき、原作『ルックバック』と藤本タツキへの深い敬意を感じた」と振り返る。さらに、是枝監督をはじめとするスタッフやクリエイターへの関心と情熱を感じたことに触れ、「この作品がアメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドで公開されることをとても嬉しく思う」とコメント。完成に向けて制作を進めていくとしている。

映画『ルックバック』は藤本タツキ原作(集英社ジャンプコミックス刊)、監督・脚本・編集を是枝裕和が担当。音楽は坂東祐大が手がけ、配給はK2 Pictures。2026年の公開を予定している。

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