CULTURE2025.04.04

“史上最悪の企業買収” 当時Twitter社内では何が起きていたのか? 驚愕の舞台裏を鮮明に描く『Breaking Twitter』

Breaking Twitter

『Breaking Twitter』ベン・メズリック:著 井口耕二:訳 ダイヤモンド社:刊

史上最悪の企業買収と言われた、イーロン・マスクTwitter買収の真相に迫るノンフィクション小説『Breaking Twitter』が、3月26日にダイヤモンド社から発売された。

今年1月のトランプ政権発足後、アメリカ国内における影響力をさらに強めているのが、実業家のイーロン・マスクだ。「政府効率化省=DOGE」のトップとなり、閣僚ではないにもかかわらずトランプ大統領が閣議に参加させるなど、数々の言動が物議を醸している。今、政治・経済両面において存在感を増す彼の一挙手一投足を、アメリカのみならず全世界が注目している。

そのイーロン・マスクがTwitter社の買収を突如表明したのが3年前、2022年のこと。他国と比べてTwitterのユーザーが多い日本でも非常に大きな注目を集め、「Twitter社員の大量解雇」や「ドラスティックな仕様変更」などのニュースが連日メディアやSNSを騒がせた。最終的に「X」という社名に変わり、Twitterを象徴する青い鳥のロゴマークが消えたことは、ユーザー・株主・取引先などに大きな混乱を招く事態となった。

当時、Twitter社内では一体何が起きていたのか?イーロン・マスクはなぜTwitterを買収したのか?何を考え、行動していたのか?『Breaking Twitter』は、その驚愕の舞台裏を鮮明に描き、ニューヨーク・タイムズやインディペンデント紙など有名メディアで絶賛された1冊だ。

著者はアカデミー賞を受賞した映画「ソーシャル・ネットワーク」の原作『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』や、全米トップの興行収入を叩き出した人気映画の原作『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』など、世界全体で600万部超のベストセラーを生み出してきたベン・メズリック氏。Twitter社社員や関係者の証言を基に、Twitterをめぐる失敗と再生を生々しく、臨場感溢れる描写で綴ったノンフィクション小説。

イーロン・マスクがどんな人物なのかを知りたい人たちはもちろんのこと、現代のソーシャルメディアとその行く末を知りたいと考えているビジネスパーソンも必読の1冊となっている。