SPORTS丨2026.09.29

初戦から地獄… 3連覇を目指すドジャースを待つ“鬼ルート” 厳しいポストシーズンは強豪との潰し合いへ

大谷翔平

写真:AP/アフロ

ワールドシリーズ3連覇を狙うロサンゼルス・ドジャースに、いきなり厳しい組み合わせが待っている。

2026年のMLBポストシーズン進出チームと組み合わせが確定した。ナ・リーグ西地区を制したドジャースは100勝62敗で第2シードを獲得。ワイルドカードシリーズを免除され、10月3日にドジャースタジアムで行われる地区シリーズ第1戦から登場する。

その最初の相手は、第3シードのアトランタ・ブレーブスと第6シードのフィラデルフィア・フィリーズによるワイルドカードシリーズの勝者だ。ブレーブス対フィリーズは9月29日から最大3試合で争われ、勝ち上がったチームがロサンゼルスへ乗り込む。

どちらが来ても、ドジャースにとって簡単な相手ではない。

今季の直接対決ではフィリーズに4勝2敗、得失点差プラス11と勝ち越した一方、ブレーブスには1勝5敗、得失点差マイナス9と大きく負け越した。8月に敵地アトランタで行われた3連戦ではスイープを喫し、最終戦ではクリス・セールに完封を許している。数字だけを見れば、最も避けたい相手はブレーブスになる。

ブレーブスはロナルド・アクーニャJr.、マット・オルソンらを擃する打線に加え、セールを軸とする投手陣を持つ。特にブルペンは今季防御率3.44でメジャー4位。先発陣には故障者が出ているものの、短期決戦では厚い救援陣が試合の流れを変える可能性がある。

一方のフィリーズには、クリストファー・サンチェスとザック・ウィーラーという強力な先発がいる。ヘスス・ルサルドは左肩を痛め、9月の大半を欠場したため状態には不透明さが残るが、万全なら厄介な存在になる。打線にもブライス・ハーパー、今季45本塁打のカイル・シュワーバーがおり破壊力は十分だ。

動画内で紹介された反応でも、「ブレーブスには今季1勝5敗だから嫌だ」「フィリーズの先発陣を短期決戦で相手にする方が怖い」「結局どちらが来ても楽ではない」と意見が割れた。

ただし、ドジャースにも明確なアドバンテージがある。ワイルドカードシリーズを戦わずに休養と調整の時間を確保でき、地区シリーズでは第1戦、第2戦、最終第5戦を本拠地で戦える。ブレーブスとフィリーズが第3戦までもつれ、主力投手を使い切る展開になれば、休んで待つドジャースとの差はさらに大きくなる。

先発陣も山本由伸、タリク・スクーバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーという強力な4人が揃う。MLB公式は山本が地区シリーズ第1戦に先発し、中5日の通常間隔で第5戦にも回る可能性を挙げている。相手投手を警戒する必要はあるが、ブレーブスやフィリーズ側から見ても、このローテーションは十分に脅威だ。

左膝と右上腕などの問題で負傷者リストに入っていた大谷翔平も、レギュラーシーズン最後の5試合で復帰した。復帰後は21打数5安打、8三振、1四球と本調子には届いていないものの、ワイルドカード免除による調整期間は、実戦感覚を取り戻すうえでも大きい。

地区シリーズを突破した先にも難敵が待つ。反対側の山には、メジャー最高の103勝59敗で第1シードを獲得したミルウォーキー・ブルワーズが入り、ワイルドカードでは91勝のサンディエゴ・パドレスと89勝のシカゴ・カブスが激突する。ドジャースがリーグ優勝決定シリーズへ進めば、この3球団のいずれかと対戦する可能性がある。

ドジャースが3連覇を達成するには、地区シリーズで3勝、リーグ優勝決定シリーズで4勝、ワールドシリーズで4勝の計11勝が必要になる。実現すれば、1998年から2000年まで3年連続で世界一に輝いたニューヨーク・ヤンキース以来の快挙となる。

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