CULTURE丨2025.07.15
TVアニメ『ガチアクタ』、Paleduskによる主題歌「HUGs」ノンクレジットOP映像を公開
TVアニメ『ガチアクタ』のノンクレジット版オープニング・エンディング映像が公開された。映像演出には、それぞれ異なるクリエイター陣が参加しており、作品の持つ世界観とアーティストのメッセージが濃密に表現されている。
オープニング映像では、菅沼芙実彦監督と映像制作集団10GAUGEがタッグを組み、Paleduskによる主題歌「HUGs」とシンクロする唯一無二のビジュアルを展開。疾走感のある映像の中に『ガチアクタ』特有の世界観が落とし込まれている。
PaleduskのKAITOは「これまでにないほどストレートで心の中を曝け出しました」とコメントし、楽曲が原作の空気感と見事に融合していることを強調。またメンバーのDAIDAIは「アウェーをホームにできるような、好きなことをやり切ろうと貫く世界中の杭たちに届けばいいな」と語り、音楽に込めた強いメッセージを伝えている。
一方、エンディング映像は久保雄太郎が演出を担当し、主人公・ルドが奈落へと突き落とされる苦しみと、それに抗う力を内包した作品となっている。DUSTCELLのMisumiは「自分たちの生き方とも重ねながら言葉を紡いでいった」と語り、ED曲「灯火」はルドの心情を繊細に表現する仕上がりだ。
さらに『ガチアクタ』のグローバル展開として、「World Takeover(ワールドテイクオーバー)」キャンペーンが本格始動。東京・ロサンゼルス・ミラノ・台北・香港の5都市に、それぞれの主要キャラクターをテーマにした大型グラフィティが登場した。渋谷ではルド、ロサンゼルスではエンジン、ミラノはザンカ、台北はリヨウ、香港はジャバーといった具合に、それぞれの街の空気感とキャラクターが融合したビジュアルが制作された。その制作過程を収めた特別映像も公開されている。
映像では、スプレー缶のカラフルな軌跡とともに、キャラクターたちが一筆一筆描かれていく様子が映し出される。背景には『ガチアクタ』ならではの“ゴミ”をモチーフにしたパンクなグラフィティや、象徴的な掃除屋ロゴも配置。さらに各都市のグラフィティの余白が繋がると現れるのが、「Watch out world!(見てろよ、世界!)」という挑戦的なメッセージだ。このビジュアルは、奈落から這い上がろうとするルドの姿や、天界に抗う人々の強い思いを象徴しており、世界中のアニメファンに向けた『ガチアクタ』のメッセージとして力強く響いている。今後さらに拡大する『ガチアクタ』の世界展開と、その中で描かれる“抗う者たち”の物語から目が離せない。