Netflixの大ヒットシリーズ『イカゲーム』のシーズン2は衝撃的なシーンで幕を閉じた。特に主人公のソン・ギフン（イ・ジョンジェ）は、反乱を企てるもフロントマンことファン・インホ（イ・ビョンホン）に裏切られ、親友が殺されるという絶望的な状況に陥った。ギフンの運命はどうなるのか？そしてイカゲームの未来はどうなるのか？

Netflixは『イカゲーム』シーズン3を6月27日（金）配信されることを発表。このシーズンがシリーズ最終章になるとのことだ。全世界を虜にしたこの物語がどんな結末を迎えるのか、ますます注目が集まる。ただ、次シーズンが始まるまでにいくつかの疑問が残っているはず。シーズン3で解明してほしい5つの疑問をピックアップしてみた。

Netflix『イカゲーム』

１、シーズン2のポストクレジットシーンで登場した新しいデスゲーム
ギフンの反乱は失敗に終わったものの、最終決戦でプレイヤーたちが次々と命を落とし、ゲームは一時的に中断された。しかし、ポストクレジットシーンではすぐに新たなゲームが始まることが示唆されていた。そこでは再び”だるまさんが転んだ”が行われていて、巨大なロボット少女「ヨンヒ」の隣にはロボットの少年「チョルス」も立っている。この新たな展開によって、プレイヤーにさらなるリスクが課せられる可能性がある。また、信号機のようなライトが追加され、“赤信号”と“青信号”を知らせる仕組みも登場。この新たなデスゲームは、非常に気になるところだ。

２、警官ジュノ vs 兄フロントマン
シーズン2では警官ファン・ジュノが兄であるフロントマンと再会し、イカゲームの真相を暴こうと奮闘。しかし、島を一緒に捜索し、味方だと思っていた船長が裏切っていたことが分かる。シーズン3は、捜索を邪魔されたジュノはイカゲームが開催されている島へたどり着き、ギフンと手を組む展開があるのか？

３、なぜフロントマンはギフンを生かしているのか
シーズン2のラストでフロントマンによって、ギフンの親友チョンベが命を落としてしまう。しかし、気になるのは、なぜフロントマンがギフンを生かしているのか、という点だ。もしかすると、フロントマンはギフンを次の後継者として育てようと考えているのかもしれない。フロントマンを演じるイ・ビョンホンはインタビューで「彼の中にはジフンを応援したい気持ちが少なからずあった」としている。シーズン3では、ギフンが再びゲームの真相を暴くためにどう動くのかが焦点になる。

４、反乱後のイカゲーム
シーズン2のラストでギフンの反乱は失敗し、フロントマンによってすぐに鎮圧された。ただ、この反乱が今後のゲームに何らかの影響を与える可能性はある。フロントマンはゲームを掌握した状態だが、ゲームのルールが大きく変わるかもしれないし、残されたプレイヤーの心理状態もこれまでとは異なっているのかもしれない。特に特殊戦司令部出身のトランスジェンダー、プレイヤー120ことチョ・ヒョンジュ（パク・ソンフン）に注目だ。ギフンとジュノが再び反撃を仕掛ける展開が残っているのか。

５、ギフンは生き残るのか
ギフンはシーズン1では自己中心的で問題を抱えた父親だったが、ゲームを通じて人間的に成長していった。今では視聴者にとって応援したくなるヒーロー的存在になっている。ただ、ギフンが最終的にどんな結末を迎えるのかは全く予想できない。ゲームによって命を落とす可能性もあるし、逆にゲームを完全に終わらせる存在になるかもしれない。ギフンが最終的にフロントマンの役割を引き継ぐ…といった可能性もゼロではない。最終章に向けて 『イカゲーム』のクリエイター、ファン・ドンヒョク氏は「シーズン3で物語を完結させる理由がある」と明かしている。

Netflix『イカゲーム』

『イカゲーム』シーズン1、2はNetflixにて独占配信中・シーズン3は6月27日（金）より配信開始