MOVIE2025.08.04

“鼻水”に隠された、世界中で愛されるボーちゃんの秘密とは?『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』

「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ32作目となる最新作、“灼熱の国”インドを舞台におくる『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』が、8月8日(金)より公開される。この度、本作のカギを握るキャラクターとして、衝撃的な変身を遂げる“ボーちゃん”にスポットをあてた「暴君篇」特別映像が解禁となった。

1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、1992年にTVアニメの放送がスタート、幅広い世代に笑顔と感動を届けてきた「クレヨンしんちゃん」。1993年に劇場版第1作目となる『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』が公開、これまでに31作品が公開されてきた。2024年に公開された『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』では、劇場版シリーズ史上No.1の興行収入を記録した。

今回公開された映像の中では、いつものゆったりマイペースなボーちゃんからは想像もできない、強く凛々しい一面が描かれ、ボーちゃんのトレードマークである鼻水はなく、「これが本当の私だ」と自信に溢れた表情でマントをなびかせる。俊敏すぎる動きでアクションを繰り広げる様子から「僕すごくない?」とキメ顔でワイングラスならぬ、カレーグラスを揺らす姿まで、これまでのボーちゃんを知るすべての人の心がザワつく、印象的な瞬間を切り取った映像となっている。

突如として変貌を遂げたボーちゃんの姿を見て、「あんなボーちゃんみたことない…」と戸惑いの声をあげるカスカベ防衛隊のメンバー達。止まることのないボーちゃんの暴(ボー)走ぶりが盛り込まれ、映像は熱を帯びていく—。

これまであまりスポットライトが当たることのなかったボーちゃんだが、今作では、これまで見せることのなかった強さや、葛藤など、ボーちゃんの新たな側面が丁寧に描かれていく。ボーちゃん役の佐藤智恵は、変化の演じ分けについて、「いつもは、マイペースでのんびりゆったりしている子だと思うし、石とか恐竜とか自分の好きなものに対してはすごくまっすぐに向かって研究していく部分がある子です。なので、自分の芯がしっかりしていて、ブレないという部分は意識して演じています。本作で急に違うキャラにならないよう、第一段階から徐々に変化し、最終形態まで少しずつトーンを変えて作っていきました。最終形態では少年のような話し方に、年上に見えるようにも意識もしました」と振り返りつつ、「ボーちゃんが本当に望んでいたのは、ただみんなとインドで踊ることだったのかもしれない」と、変化の中にも変わらないボーちゃんがいたことを丁寧にすくい上げた。

しんのすけ役の小林由美子も、「カスカベ防衛隊はすごい5人だな、といつも思うのですが、一人も欠けてはいけないピースだと思っています。そしてボーちゃんも、しんのすけにとって特別な存在。だからこそ変わっていく姿に戸惑い、助けたいではなく、また一緒に遊びたいという、しんのすけらしい想いが浮かんだのでは」と、ふたりの間にある絆の強さを語り、大人のような理屈や正しさではなく、ただ「大好きな友達とまた遊びたい」というしんのすけの変わらぬまっすぐな想いをコメントに残した。

映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

新たに公開された場面写真は、本編の中でもとりわけ心に残る、しんのすけとボーちゃんの出会いの瞬間を切り取った一枚。ふたば幼稚園の入園式で、幼いしんのすけと、石を持ち一人遊ぶボーちゃんが見つめ合う姿は、あたたかい思い出とふたりの関係性を静かに感じさせる。この出会いがあったからこそ、今がある——。ふたりがこれまで積み重ねてきた友情や、言葉にしなくても通じ合う絆のはじまりが、淡い画のタッチにそっと映し出され、物語の中でも特に心を揺さぶる一幕となっている。

映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』は8月8日(金)より全国ロードショー

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