SPORTS2025.09.03

“違法賭博の胴元”に判決も… 大谷翔平を誹謗中傷する“アンチと陰謀論者”にネット上から怒りの声「訴訟しまくったらいい」

大谷翔平

写真:AP/アフロ

日米球界を震撼させた水原一平(元・通訳)による巨額の違法賭博と、それに伴う“大谷マネー”の流用事件。この事件では、違法賭博の胴元として摘発されたマシュー・ボウヤー氏への送金に、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平名義の口座が用いられたことなどから、当初は現地捜査関係者の間でも、大谷自身の関与が疑われるなど、前代未聞の大騒動となった。
その後は多くの人々がよく知るように、NPB時代から親交があり、渡米後は通訳兼マネージャーのような役割を果たしていた水原氏が、その立場と大谷翔平という野球選手の人柄に乗じて単独で行った犯行であるということでケリがつき、大谷への嫌疑は無事に晴れることとなった。

しかし先頃、既に有罪が確定していたボウヤー氏の判決が下されるという段階となると、巷の陰謀論者や大谷アンチといった人々に向けてなのか、一部メディアが再び大谷の関与を匂わせる報道を行ったり、それに基づく形で、関与説を蒸し返す心無い人々から、大谷は球場の内外で、“違法ギャンブラー”であるかのように野次られるという、決して看過できない問題が発生する事態となっている。

そうした中、ボウヤー氏は、8月29日(日本時間30日)付で、米連邦地裁によって1年と1日の禁錮刑、それに加え、2年の保護観察付き仮釈放、ギャンブル依存症カウンセリングへ参加という判決が言い渡されることとなったが、そもそもこの罪状における量刑は、最高で禁錮18年であるとされ、もし司法取引を行わなければ、禁錮15年程度の判決になるとされていたものの、蓋を開けてみれば、ボウヤー氏は“有能な弁護士”と“手土産”により、大幅な減刑を勝ち取った形に。そんなボウヤー氏は判決が下された後の会見で、改めて大谷を巻き込んだことへの謝罪の言葉を口にし、直接大谷に謝りたいという意向を見せることとなったが、それでもなお、“大谷関与説”を信じて疑わぬ層からは、それこそ陰謀論じみた話が続々とネット上に投稿される事態となっているのである。

こうした騒動が巻き起こり、その後、真相が明かされたにもかかわらず、今なお、尾を引き続けているのは、水原氏が当初、大谷の関与を匂わせる言動を行っていた点、また、それを元に一部のメディアがさも大谷関与が濃厚であるかのように報じたことが大きいが、そうした経緯が多くの人々の知るところになっても、ことあるごとに大谷関与説が蒸し返され、本業へネガティブな影響を与えているであろうこの状況に、SNS上の野球ファンからは「まだアンチと陰謀論者が湧いてるのかw」「SNSは陰謀論がバズってしまう」「大谷さんガチで無警戒だろw」「一般人でも特定の口座を何年も確認しない人なんて無限に居る」「大谷さん濡れ衣以外の何物でもない」「大谷さんの試合中に賭けるとかヤバすぎるだろw」「金を引き出す音声流失してたじゃん」「大谷さんが完璧すぎて陰謀論でしかケチつけられない奴らw」「訴訟しまくったらいい」といった様々な反響が巻き起こっている。

WHAT TO READ NEXT