SPORTS丨2025.10.13
かなり凶暴… 佐々木朗希、“衝撃の1球”「怪物すぎる」特殊な変化をする“魔球”が話題に「ナックルスプリット?フォーク?」

写真:アフロ
10月9日(日本時間10月10日)に行われたナショナル・リーグ・ディビジョンシリーズ4回戦、フィラデルフィア・フィリーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・佐々木朗希が3番手として登板。その際に披露した“驚異のスプリット”が、野球ファンの間で話題となっている。
1-1の同点、8回裏からマウンドに上った佐々木は、仕上がりもよいのか、いきなりのエンジン全開。160km/hを超える剛速球に、落差の大きなスプリットを織り交ぜる形で簡単に無安打で切り抜けると、回跨ぎの登板となった9回のマウンドでも、やはりいとも簡単に2死を奪うと、走者なしの場面で打席に立った7番のマックス・ケプラーに対して佐々木は、カウント1-0からの2球目、落差の大きな142km/hのスプリットを投じることに。この1球をケプラーも打ちにいったものの、独特な軌道を描きながら大きく沈むこの1球に空振り。その驚異的ともいえる1球に、スタンドのファンからもどよめきにも似た歓声が巻き起こることとなった。
佐々木が投じたこのスプリット、公式データを元に、現地メディアなどが紹介したところによると、MLB投手たちの平均的なスプリットの回転数である1303回転を下回り、その1/3程度にあたる427回転。つまり速度自体は速いものの、なぜか極端に回転数が低く、打者目線では、ナックルボールのように、縫い目が見えるレベルで回転していないスプリットを、佐々木は投げていたのだという。そのため、こうした佐々木の極めて特殊なスプリットに、SNS上の野球ファンからは「すげえ魔球w」「怪物すぎる」「ナックルスプリット?」「フォーク?」「かなり凶暴なボールだな」といった様々な反響が巻き起こることに。
佐々木といえば、先発ローテ入りしていた今春の段階では、腕の振りがいまひとつであったことも影響してか、スプリットがわかりやすいボール球となり、ウイニングショットとしてなかなか機能しきれなかったが、リリーフとして復帰してからは、まさに“無双”ともいうべき状況。もともとその回転数の低さゆえの、独特な打ちづらさには定評のある佐々木であるだけに、今後もその投球に注目したいところだ。