MOVIE丨2025.12.26
藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた短編8作品をアニメ化『藤本タツキ 17-26』1月16日より順次全国45館にて再上映決定

©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会
藤本タツキの短編アニメ集『藤本タツキ 17-26』が、2026年1月16日から全国45館で順次再上映されることが決まった。『チェンソーマン』『ルックバック』で知られる藤本が、17歳から26歳の間に描いた読み切り8作品を原作とするアニメプロジェクトで、再上映にあわせて好評だった入場者プレゼントの再配布も行われる。
本作は『藤本タツキ短編集 17-21』『22-26』に収録された全8編をアニメ化したもの。人類滅亡後の世界を描く「庭には二羽ニワトリがいた。」、思春期の衝動が暴発する「佐々木くんが銃弾止めた」、SFラブコメの「恋は盲目」、殺し屋少女と不死の吸血鬼の歪んだ関係を描く「シカク」など、作風もジャンルも大きく異なる物語が並ぶ。さらに「人魚ラプソディ」「目が覚めたら女の子になっていた病」「予言のナユタ」「妹の姉」といった作品では、恋やアイデンティティ、家族、芸術への執着といったテーマが色濃く描かれている。
アニメ化にあたっては、ZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKSといった6つのスタジオが参加し、7人の監督がそれぞれの作品を担当。キャストも小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和らが名を連ね、多彩な表現が実現した。収録作のひとつ「シカク」はプチョン国際アニメーション映画祭の短編コンペティション部門で観客賞を受賞するなど、海外からの評価も高い。
再上映では全8作品を4本ずつに分けた<Part-1>と<Part-2>の二部構成で上映。入場者特典として「藤本タツキ 17-26 スペシャルリーフレット」が先着で再配布される。鑑賞料金は一般1400円で、Part-1、Part-2それぞれに料金が必要となる。
なお、本作はPrime Videoで世界独占配信中。あわせて、藤本タツキの短編世界を体感できる展覧会「アニメ『藤本タツキ 17-26』EXHIBITION」も、2025年12月13日から2026年1月12日まで西武渋谷店で開催されている。藤本タツキの原点とも言える短編群を、映像と展示の両面から味わえる機会になりそうだ。









