MOVIE丨2025.08.02
何故、日本のレンタル家族会社に関わることになったのか? ブレンダン・フレイザーが「ザ・ホエール」の次に選んだ主演最新作『レンタル・ファミリー』

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『ザ・ホエール』で「第95回アカデミー賞」主演男優賞受賞に輝き、その演技で世界中から絶賛の声を浴びたオスカー俳優、ブレンダン・フレイザー主演最新作『レンタル・ファミリー(原題:Rental Family)』が、2026年に日本公開される。本作は、「第50回トロント国際映画祭」でワールドプレミアを開催する。
監督を務めるのは、長編デビュー作『37セカンズ』(19)で「第69回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門観客賞、国際アートシアター連盟賞を受賞のほか、世界で注目を集め、「Beef/ビーフ」「TOKYO VICE」などの話題作を手掛けてきた日本人監督のHIKARI。『37セカンズ』に続く長編2作目にして、サーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品を世界に送り出す。
主演は、アカデミー賞主演男優賞を受賞、まさにキャリアの頂点に立った名優ブレンダン・フレイザー。オスカー後の次回作として本作を選び、日本に長期滞在しながら日本を見つめ続けた彼がどのような姿を見せてくれるのか、そして、世界を舞台に活躍中の平岳大、山本真理、日本が誇る名優、柄本明らとの共演でどのような化学反応を起こしているのか、期待が集まっている。
今回、ワールドプレミアの場として選ばれた「トロント国際映画祭」は、この10年、観客賞受賞作品がその後の賞レースを席巻することでも知られている。過去にアカデミー賞作品賞を受賞した『ノマドランド』『グリーンブック』のほか、『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』『ジョジョ・ラビット』といった多くの傑作がトロントから旅立っている。
そして7月31日(米時間)、「トロント映画祭」でHIKARI監督の【2025年度Emerging Talent Award受賞】が決定。今最も注目されるクリエーターに贈られる本賞の受賞で、名実ともに世界が注目する映画監督に名を連ねることになったHIKARI監督。本作品のワールドプレミアが、一体どのような反響を呼び起こすのか。記念すべき「第50回トロント国際映画祭」は、9月4日(現地時間)から14日の期間で開催される。
本作の場面写真では、ブレンダン・フレイザー演じる東京で暮らす落ちぶれた俳優・フィリップが、日本の駅のホームで偶然目の前に居合わせた赤ちゃんに優しく微笑む姿が映し出されており、自然体で東京の風景に溶け込んでいる様子が伺える。フィリップはどうして、日本のレンタル家族会社に関わることになったのか?他人の人生の中で“仮の”役割を演じることで、思いがけず発見していく生きる喜びとは—?
『レンタル・ファミリー』は2026年、全国ロードショー