SPORTS2025.09.02

継投失敗で大炎上!「山本の勝ちを何回消してんだよ」 ド軍ロバーツ監督の“迷采配”に批判続出「負けてたら100%監督責任」

山本由伸

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

8月31日(日本時間9月1日)に行われたロサンゼルス・ドジャース対アリゾナ・ダイヤモンドバックスの一戦で、ドジャース・山本由伸が先発。7回1失点、10三振を奪う好投を見せたものの、その後、楽勝ムードが“まさかの継投失敗”により辛勝となったことで、改めて、指揮官であるデーブ・ロバーツ監督への批判が続出している。

この試合は前述の通り、先発の山本が試合を作り、4-1と3点リードの状態で8回から左腕のタナー・スコットにマウンドを譲ることとなったが、そのスコットが、2死走者なしから連打を浴びて2死一、二塁とすると、3番コービン・キャロルにまさかの“逆方向3ラン”を被弾し、4-4の同点に。その後、同点で迎えた9回裏に代打ウィル・スミスのサヨナラアーチが飛び出し、ドジャースは劇的な勝利を収めることになったものの、そもそも苦しいドジャース投手陣にあって孤軍奮闘に等しい状況で唯一2ケタ勝利を収めている山本に勝ち星をつけてやることさえできない辛勝となったことで、試合後、SNS上では「なんでスコット?」「またかよ」「負けてたら100%監督責任」「山本の勝ちを何回消してんだよ」「ブルペンと意思疎通できてる?」と継投失敗により山本の勝ち星を消したロバーツ監督への手厳しい声が続出することとなった。

そもそもロバーツ監督については、かねてより投手陣の起用法について疑問視する声があり、WS優勝を果たした昨季でさえも、ブルペンの準備ができていない状態で、感情に任せて投手交代を告げ、慌ててリリーバーがマウンドに向かうという場面が散見された。今季についても、ジャック・フラハーティやウォーカー・ビューラーといった実力派の投手との契約を見送り、他球団から積極的に新戦力を獲得したまではよかったが、この日、救援に失敗したスコットが50試合で1勝2敗8ホールド・20セーブ・防御率4.44、38歳と“高齢”なカービー・イェイツが42試合の登板で4勝3敗13ホールド・3セーブ・防御率4.72、鳴り物入りでの入団となったサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルが7試合(7先発)で、3勝3敗、防御率2.41と、投手陣の主だった面々だけでも“補強失敗”としか言いようのない惨憺たる有り様なのである。そもそもナ・リーグ西地区でパドレスと激しい首位攻防戦を演じる“昨季の覇者”、しかも連覇を狙っているチームで、2ケタ勝利が山本だけで、それに続くのが復活したベテランでレジェンド左腕であるクレイトン・カーショウの9勝という状況そのものが、あまりに“異常”と言わざるを得ないのだ。
そのため、こうしたロバーツ監督の“監督としての資質”について、このところSNS上の野球ファンからは「采配が問題なのは前からだろ」「選手のプレーの悪口を言うのが良くない。結局は起用した自分の責任なのに」「そもそも去年も大谷さんで優勝したようなもんやし」「この戦力ならもっと楽に勝てるだろw」と、“酷評”から“冷静なツッコミ”まで幅広い声が巻き起こることに。

この他にも打線を組み変えてもその意図がまったく見えず、打“線”としてはまったく機能しなかったり、100試合以上起用していながら未だに打率2割に満たないマイケル・コンフォートを重用する“謎采配”、さらにはマスコミを使って選手の批判したり、その一方でいきなり試合中に見当違いな叱咤激励を選手に行ったりと、その資質を疑われる要素が。ここからシーズン最終盤にさしかかり、激戦が繰り広げられていく中、デーブ・ロバーツ監督の迷采配が、ドジャースにどのような影響を与えることとなるのか、気になるところといえそうだ。

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