CULTURE丨2025.10.28
「チェンソーマン」藤本タツキの短編アニメ『シカク』がプチョン国際アニメーション映画祭で“観客賞”を受賞
『チェンソーマン』『ルックバック』の漫画家・藤本タツキが、17歳から26歳の間に描いた短編8作品をアニメ化。アニメ『藤本タツキ17-26』が、10月17日(金)より2週間限定上映中、11月8日(土)よりPrime Videoで世界独占配信される。
この度、10月23日(金)~25日(日)の期間で開催された「プチョン国際アニメーション映画祭 2025」(BIAF)短編コンペティション部門にて、本編に収録されている『シカク』が観客賞(Audience Prize)を受賞した。
藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた読み切り作品を収録した「藤本タツキ短編集 17-21」「藤本タツキ短編集 22-26」。この2冊に収められた全8作品をアニメ化。人類が滅亡した世界で生き残った2人の絆を描く「庭には二羽ニワトリがいた。」をはじめ、思春期の衝動がさく裂する「佐々木くんが銃弾止めた」、恋心が宇宙規模で暴走するSFラブコメ「恋は盲目」、ネジの外れた殺し屋少女の暴走愛「シカク」、海中のピアノが奏でる少年と人魚の恋「人魚ラプソディ」、ジェンダーの枠を超えて“自分らしさ”を見つける「目が覚めたら女の子になっていた病」、過酷な宿命を背負った兄妹の再生の物語「予言のナユタ」、絵に懸ける姉妹の嫉妬や葛藤、そして成長を描く「妹の姉」といった様々なストーリーが味わえる。
本作のアニメ化にあたり、TVアニメ「ブルーロック」の渡邉徹明、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の武内宣之、TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」の寺澤和晃など7名の監督と、ZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKSといった6つのスタジオが参加。ボイスキャストには、小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和といった豪華声優陣のほか、クズ芸人として話題の岡野陽一が参加するなど、多彩な才能が集結した。

「シカク」
©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会

「シカク」
©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会
アニメ「シカク」は、「ルックバック」「チェンソーマン」で知られる藤本タツキの初期短編全8作品を6つのスタジオと7名の監督がアニメ化した『藤本タツキ17-26』に収録された作品のひとつ。殺し屋としてその名を馳せる少女・シカクに、3500年にも及ぶ不死の生を生きてきた吸血鬼・ユゲルが「自分を殺してほしい」と依頼したことから始まる、ネジの外れた殺し屋少女の暴走愛が描かれている。
「Paradox Live THE ANIMATION」などで知られる安藤尚也が監督を務め、MYOUNがキャラクターデザインを担当、キャストには花澤香菜(シカク役)と杉田智和(ユゲル役)を迎え、緊張感とユーモアが交錯する新たなラブストーリーとなっている。上映後には観客から大きな反響を呼び、今回の受賞となった。
<コメント>
安藤尚也監督
今回自分が監督させていただきました「シカク」が「観客賞(Audience Prize)」を受賞したということで、大変光栄に思います。誠にありがとうございます。素晴らしいスタッフの力と、藤本先生の原作があってのことだと思います。映像としては、ちょっとだけ…過激な表現は含まれていますが…気軽にシカクとユゲルのラブコメを楽しんでください…!
MYOUN(キャラクターデザイン・作画監督)
キャラクターデザイン・作画監督を担当したMYOUNです。今回シカクが観客賞をいただけてとても光栄に思います!その分観客の皆さんに主人公シカクの可愛さが伝わったのかなと思いとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします!

「シカク」
©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会
『藤本タツキ 17-26』は10月17日(金)より2週間限定上映中/11月8日(土)よりPrime Videoにて世界独占配信








