CULTURE2026.01.14

トラヴィス・スコット、音楽とカルチャーの両面を支配… 圧倒的な存在感を発揮

2025年、トラヴィス・スコットはソロアルバムをリリースしなかったにもかかわらず、音楽とカルチャーの両面で圧倒的な存在感を発揮した。世界的なライブパフォーマンスから企業やブランドとのコラボレーションまで、多岐にわたる活躍で2025年を支配した。

まず見逃せないのは、世界的なフェスティバルや単独公演で観客を魅了し続けたことだ。コーチェラをはじめ、スペイン・バルセロナなど各地でのステージは大規模な注目を集め、スコットのライブ体験が単なる音楽イベントを超えた文化現象となった。2023年10月の北米公演から約2年にわたって世界中を巡った<Circus Maximus World Tour>が完全終了し、総額2億6,510万ドル(約410億円)(約410億円)超えで史上最高のソロ・ラップ・ツアー収益を達成。ツアーのラストを飾ったのは、インド・ムンバイのマハラクシュミ競馬場。ここには4万人超が集まり、インド史上最大級のラップコンサートになった。さらにインドではデリー公演2日間だけで12万5千人が集まるなど、ヒップホップのグローバル化を象徴する出来事にもなった。

音楽面でもトラヴィスの影響力は揺るがなかった。2025年1月にリリースされたシングル「4×4」は全米ビルボード・ホット100で初登場1位を獲得し、彼にとって通算5作目の全米トップシングルとなった。 また、Cactus Jackからのコンピレーション作品『JackBoys 2』や関連楽曲も話題となり、スコットが所属アーティストたちと共にシーンを牽引した。

ブランドとの連携も依然として強力だった。スニーカーやアパレルで象徴的な存在となった彼のコラボレーションは、スポーツやファッション領域ともクロスオーバーし、カルチャー全体に影響を与えた。さらに、WWEなどのエンタメイベントにも出演するなど、トラヴィス・スコットは音楽外のフィールドでも注目を集め続けた。

このように、2025年はソロ作品の数ではなく、その影響力の広がりと強度によってトラヴィス・スコットが音楽とカルチャーを支配した一年として記憶されることになった。