SPORTS丨2026.10.01

“NBAのヒール”となった怪物・ウェンバンヤマ、スパーズの新シーズンへの覚悟「準備はできている」

ウェンバンヤマ

San Antonio Spurs center Victor Wembanyama dunks during the first half of an NBA basketball game against the Los Angeles Clippers, Monday, Nov. 4, 2024, in Inglewood, Calif. (AP Photo/Mark J. Terrill)

サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマが、2026-27シーズンに向けた覚悟を語った。

スパーズは昨季、レギュラーシーズンを62勝20敗のウェスタン・カンファレンス2位で終え、NBAファイナルまで進出。しかし、ニューヨーク・ニックスに5試合で敗れ、優勝には届かなかった。若いチームにとって初めて味わうファイナルでの敗北は、簡単に忘れられるものではなかった。

ウェンバンヤマ自身も、敗戦後はなかなか眠れない夜があったと告白している。ただ、その感情から目を背けるのではなく、すべて受け止めたうえで次のシーズンへ進もうとしている。

「これ以上のモチベーションは想像できない。僕たちは素晴らしい位置にいる。ハングリーで、野心にあふれている。準備はできている」

オフにはチームメートがヒューストンとパリに集まり、一緒にトレーニングを行った。ウェンバンヤマは、ファイナルで味わった感情を一人で処理するだけでなく、チーム全体で共有できたことを前向きに捉えている。

ファイナル進出によって、スパーズを見る周囲の目も変わった。もう成長途中の若手集団ではなく、優勝候補として追われる立場にいる。それでもウェンバンヤマは、その重圧を敬意の表れとして受け止めている。

「僕たちは山の頂上を争っている。そこへ進むためには、立ちはだかる相手を押しのけなければならない。それが現実だし、僕は大きな敬意の表れだと捉えている」

スパーズには、ウェンバンヤマを中心にステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパー、デビン・バッセルら若い選手がそろう。指揮を執るミッチ・ジョンソンHCも、グレッグ・ポポビッチ前HCの下で培われた守備、パス、自己犠牲を重視するチーム文化を受け継いでいる。

ウェンバンヤマは昨季、レギュラーシーズン64試合に出場し、自己最高となる平均25.0得点、11.5リバウンド、3.1アシストを記録。リーグトップの平均3.08ブロックを残し、史上最年少で最優秀守備選手賞を獲得した。

ファイナルまで勝ち進んだ経験と、そこで味わった敗北。その両方を抱えたスパーズは、ティム・ダンカンとポポビッチ前HCの時代以来となるNBA制覇を目指し、再び長いシーズンに入る。

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