SPORTS丨2026.10.01

NBA王者・ニックスが再始動、主将ジェイレン・ブランソンが語った連覇へ決意

ジェイレン・ブランソン Jalen Brunson

写真:AP/アフロ

「史上最も長くて、最も短い夏だった。でも、その価値は十分にあった」

ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンは、優勝後のオフシーズンをそう振り返った。

ニックスは2025-26シーズン、フランチャイズにとって53年ぶりとなるNBA制覇を達成。マンハッタンでは優勝パレードが行われ、街を巻き込んだ祝賀ムードは夏の間も続いた。10月20日の開幕戦では、フィラデルフィア・76ers戦を前にチャンピオンバナーの掲揚とリング授与式が予定されている。

ただ、チームの主将を務めるブランソンの意識は、すでに次の戦いへ向いている。

「昨季と同じように、一日一日を大切にして取り組むことだと思う。自分たちは勝つために何が必要なのかを理解している。それでも、今回の旅には同じ気持ち、あるいはそれ以上の姿勢で入らなければならない。これは新しく、前回とは違う旅になる」

王者として迎える新シーズンでは、すべての対戦相手から追われる立場になる。カール=アンソニー・タウンズやジョシュ・ハートの契約延長を巡る話題など、コート外にもチームの集中を乱しかねない要素がある。オフには、長くチームを支えたミッチェル・ロビンソンがボストン・セルティックスへ移籍し、その役割をベテランセンターのアンドレ・ドラモンドが引き継ぐことになった。

それでもブランソンは、日々の積み重ねと選手同士のコミュニケーションが前進する鍵になると考えている。

「うまくいっているときも、そうでないときも、そこからどう学ぶのかが大切になる。昨季と同じように、お互いに責任を持たせながら、より良くなっていく」

優勝メンバーの大部分が残ったことは、連覇を目指すニックスにとって大きな強みとなる。一方で、ブランソンは過去の成功が必ずしもプラスに働くとは限らないとも警戒している。

「自分たちは一度やり遂げたという自信を持っている。それは助けにもなるが、逆に自分たちを苦しめる可能性もある。トレーニングキャンプとシーズン最初の数週間にどう入るかで、チームが現在どの位置にいるのかが見えてくる。そこから修正するか、成長を続けることになる」

ロスターの継続性だけで勝利が保証されるわけではない。優勝経験から得た自信を力に変えられるのか、それとも慢心につなげてしまうのか。ブランソンはシーズン序盤の姿勢が、その答えを示すことになると見ている。

なお、ブランソンはオフに手首の手術を受けている。プレーオフ中は問題なくプレーできたと説明しているが、新シーズンの序盤は手術箇所の反応を確認しながら調整していく方針だ。

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