STREAMING2024.12.05

AKIRA、ラピュタ、DEATH NOTE…『ストレンジャー・シングス』ダファー兄弟が影響を受けた日本カルチャー

ストレンジャー・シングス 未知の世界

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』

Netflixの大ヒットドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。最終シーズンとなるシーズン5が、2025年に配信される。

同シリーズは、1980年代の小さな町ホーキンスに突然出現した怪奇と陰謀に満ちた“裏側の世界”をきっかけに、少年少女とその家族が次々と事件に巻き込まれていく物語。子どもたちの友情や青春、大冒険も描かれながら、謎の真相へと挑んでいくミステリー・アドベンチャー。

“シリーズの生みの親”であり、製作総指揮・監督・脚本を務めるThe Duffer Brothers(ザ・ダファー・ブラザーズ)が日本のカルチャーから受けた様々な影響を語っている。

 

日本のカルチャーからの影響について尋ねられると、「日本のマンガやアニメを観始めたのは高校生の頃。『千と千尋の神隠し』が公開されたときには宮崎駿監督の作品に惚れ込みました。『天空の城ラピュタ』も大好きな作品の一つ。大学ではアニメにハマってたくさんの作品を観ました。『DEATH NOTE』から受けたインパクトは大きかったですね。あとは『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』も大好きです」と、日本の名作たちが彼らに強くインパクトを残したことを打ち明けてくれた。

そうして彼らに根強く影響を与えてきた日本のカルチャーは『ストレンジャー・シングス』にも取り入れられたようで、「『エルフェンリート』からの影響が一番大きいかもしれません。研究所から能力を持った少女が逃げてくる…という物語のきっかけが反映されています。ビジュアルは、ゲームからたくさん刺激を受けていて、裏側の世界の雰囲気やデザイン、灰が舞っている演出は『サイレントヒル』からインスピレーション。『バイオハザード』は、すばらしいモンスター系のデザインが見られて、たくさんの影響を与えてくれました。あとは『AKIRA』!イレブンを描く上では『AKIRA』から大いに刺激を受けました」と、日本発のゲームやアニメ史に残る傑作が取り入れられているとも解説した。

ミステリー、アドベンチャー、ヒューマンドラマ、ラブストーリー、サスペンス…といったあらゆる要素が溶け合うように融合し、もはや“ストレンジャー・シングス”というジャンルを確立したとも言える唯一無二なこのシリーズ。最終シーズンで描かれる、ホーキンスの仲間たちと史上最大の脅威ヴェクナの決戦の行方は、果たして。そして、ホーキンスの仲間たちそれぞれが迎える結末は…?

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~4:独占配信中、シーズン5:2025年世界独占配信

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