SPORTS丨2025.04.18
「大谷さんと同じやんw」 エンゼルス・菊池雄星、“なおエ”状態… 6回1失点粘投もまさかの黒星「トラウトがあと5人ぐらいいたら…」

写真:Creative 2/アフロ
4月15日(日本時間4月16日)に行われたテキサス・レンジャーズ対ロサンゼルス・エンゼルスの一戦で、エンゼルス・菊池雄星が、粘投むなしく無援護で黒星を喫したことが、エンゼルス時代の“後輩”大谷翔平を彷彿とさせると野球ファンの間で話題となっている。
この日、先発のマウンドに上った菊池は、初回からエンジン全開。まずこの回先頭の1番マーカス・セミエンに対して菊池は、初球、外角高めの速球で見逃しを奪ってストライクを先行させると、内角低め、近めのボール球のスライダーを1球見せた後で、外角高めいっぱいに投じた遠いところのスライダーで平凡なセンターフライを打たせて、まず1死。続くコリー・シーガーに対しては初球、内角いっぱいのスライダーで詰まらせてセカンドゴロに。わずか4球でアッサリ2死を奪うと、3番ジョシュア・ヤング に対しては初球、外角低め、ボール球のスライダーを見せた上で、2球目、外角低めのカーブ、3球目、真ん中外寄りのカーブと、カーブを2球続けてカウント1-2に。そして勝負の4球目は、外角やや高めに投じた約154km/hの速球で、見事な見逃し三振を奪うこととなった。
その後も菊池は、なかなか打線の援護がない中でも孤軍奮闘する形で淡々とレンジャーズ打線を翻弄。6回裏に1点を先制されるも、失点はこの1点のみ。6回・79球を投げて被安打3、与四球2、奪三振6と、粘りの投球を見せることとなった。一方、この日のエンゼルス打線は完全に沈黙。打線のつながりを欠く散発5安打で無得点。そのため、こうした“なおエ”な展開に、SNS上のからは「なおエ…」「…うーん、このw」「大谷さんと同じやんw」「大谷さんは自分で打席に立つことができる分まだよかったよな」「めっちゃ気の毒ですやん…」「トラウトがあと5人ぐらいおったらなあ」といった様々な反響が巻き起こることに。
菊池といえば、埼玉西武ライオンズでプレーしたNPB8年間で73勝46敗と大きく勝ち越す形で渡米、その後、MLBでの6年間をシアトル・マリナーズで3年、トロント・ブルージェイズで2年半、昨季はシーズン途中でブルージェイズからヒューストン・アストロズへと移籍し、今季からエンゼルスでプレーするが、昨季のアストロズ以外は必ずしも打線の援護に恵まれているとはいえず、昨季終了時点で41勝47敗と、MLBでは負け越すことに。しかしこうした形で負けが込んでも腐ることなく、我が道を行くスタイルでチームを牽引するタイプでもあるだけに、今後もその堂々たる投球に期待したいところだ。