SPORTS2025.04.07

アンチ見てる? 佐々木朗希への“手のひら返し”がはじまる “消える魔球”での1失点好投にファン歓喜「謝れよ」「応援しとけ」

佐々木朗希

写真:アフロ

4月5日(日本時間4月6日)に行われたフィラデルフィア・フィリーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦に、ドジャース・佐々木朗希が先発登板し、4回1失点の好投。それを受けて“手のひら返し”が巻き起こっている。

この日の佐々木は、スプリットが面白いように決まり、2-1、ドジャース1点のリードの3回裏には、過去3シーズン計131発を放っている1番カイル・シュワバーに対し、速球で追い込みつつ、最後は落差の大きなスプリットで空振り三振に。このほかにも、スプリットで空振りを奪う場面が目立ったことから、現地ファンの間で瞬く間に話題に。すると、こうした現地の声を受け、日本のメディアまでもがこぞって佐々木のスプリットを“魔球”と報道。もともとNPB時代から、佐々木の落ち球は「打者目線では垂直落下しているようにさえ見える」「消える魔球」などと称されるなど、折り紙つき。にもかかわらず、そのことになぜかほとんど触れることなく、“ピッチングニンジャ”ことロブ・フリードマン氏(MLBアナリスト)のX投稿を引用する形で「ドラゴンフォーク」などと持ち上げ、先日までの総叩き状態がまるで嘘であるかのように称賛することとなった。

すると、こうしたメディアの動きに追従するように、SNS上などでも“佐々木叩き”から“佐々木礼賛”に転じる人々が急増。そのため、終始一貫、佐々木の投球を肯定的に捉え、評価していた人々からは「手のひらクルクルやな」「メディアは信じられんw」「謝れよ」「頑張ってるんだから応援しとけ」といった“アンチ”への苦言のほか、「言うて朗希はまだ実力出し切っていない」「慣れれば2桁ある」といった応援や期待の声など、様々な反響が巻き起こっている。

この日は勝ち負けつかずでの降板となったものの、4回68球、17打者と対戦し、被安打3、奪三振4、与四球2、失点1と、2回持たずでマウンドを降りた前回登板時に比べれば格段に良化。外野の騒音など気にすることなく、徐々に調子を上げていって欲しいところだ。

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