MOVIE丨2025.07.26
元革命家ディカプリオ vs 異常な軍⼈ショーン・ペン& 謎の男ベニチオ・デル・トロ PTA監督最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』

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カンヌ、ベネチア、ベルリン、世界3大映画祭の監督賞を制覇した唯一の監督、ポール・トーマス・アンダーソン。映画ファン垂涎の最新作にして、既に現段階で第一級のクオリティが約束されている類稀なる映画が登場。誰もが待ち望んだ期待度MAX、第10作目となる映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』が、10月3日(金)より公開される。この度、本予告が解禁となった。
ポール・トーマス・アンダーソン監督は、『マグノリア』(99)で「第50回ベルリン国際映画祭」金熊賞、『パンチドランク・ラブ』(02)で「第55回カンヌ国際映画祭」監督賞、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07)で「第58回ベルリン国際映画祭」監督賞、『ザ・マスター』(12)で「第69回ベネチア国際映画祭」銀獅子賞(監督賞)を獲得、オスカーノミネーションは11回という驚異のキャリアを誇る世界有数のトップ・クリエイターだ。
主演で、かつては世を騒がせた元革命家のボブを演じるレオナルド・ディカプリオは、『レヴェナント 蘇えりし者』(15)で「第88回アカデミー賞」主演男優賞、とある理由でボブの娘の命を執拗に狙う異常な執着を持つ軍人“ロックジョー”を演じるショーン・ペンは、『ミスティック・リバー』(03)、『ミルク』(08)で「第76回、81回アカデミー賞」主演男優賞、そして、なぜかボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ(先生)”を演じるベニチオ・デル・トロは、『トラフィック』(00)で「第73回アカデミー賞」助演男優賞を獲得している。3大オスカー俳優に加えて、ボブの革命家仲間に『最終絶叫計画』シリーズなどの実力派レジーナ・ホール、ボブの妻で最強のカリスマ革命家に、抜群の歌唱力とダンスだけでなくモデル兼監督として多才ぶりを発揮するテヤナ・テイラー、ある理由で命を狙われる愛娘・ウィラ役に抜擢された新進気鋭の若手チェイス・インフィニティら、脇を固める共演陣にも個性派が勢揃い。
レオナルド・ディカプリオは、かつては世を騒がせた革命家でありながら、突然、娘の命が狙われ窮地に立たされるボブを演じ、今までのイメージを一新。そして、ディカプリオが演じるボブを追い詰めるのは、異常な執念を持つ無慈悲な軍⼈のロックジョー。G.I ⾵に髪を短く刈り上げたショーン・ペンが⻤気迫る演技で父娘を追う。また、なぜかボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ”役のべニチオ・デル・トロが個性的でユーモラスな演技をぶちかます。
プロデューサーは、オスカーとBAFTAにノミネートされたアダム・ソムナー、サラ・マーフィとアンダーソンで、製作総指揮をウィル・ワイスクが務める。撮影監督はマイケル・バウマンとアンダーソン、アカデミー賞ノミネート、BAFTA受賞のプロダクション・デザイナー、フロレンシア・マーティン、BAFTAノミネートの編集者アンディ・ユルゲンセン、アカデミー賞・BAFTA受賞の衣装デザイナー、コリーン・アトウッド、キャスティング・ディレクターのカサンドラ・クルクンディス、そして音楽はアカデミー賞・BAFTAノミネートの作曲家ジョニー・グリーンウッドが担当している。
映像は、神妙な顔つきで知恵の輪のようなもの手にしたボブ(レオナルド・ディカプリオ)が「これは君のために作っているんだ」とつぶやく場面から始まる。その声に妊娠中の妻(テヤナ・テイラー)がお腹をさする。「この装置をこうすればうっかり爆発させないで済む」と緩衝材を作るボブに彼女が近づき「続けて、派手にお願い」とそっとキスをする。ボブたちの極秘作戦が実行される中、ボブの妻にロックジョー(ショーン・ペン)が「また会うことになる」と意味深に告げる。彼は彼女を狙っているのか。妻に魔の手が迫る中、ボブは作戦を成功させると「革命万歳」と叫ぶのだが。
それから月日が経ち—ボブは成長した娘(チェイス・インフィニティ)に「聞いてくれ。昔、パパとママは罪を犯した。ママは捕まった。俺らも危ない」と伝える。「しょうがないわ、これが私に“振られた”運命(カード)よ」と言う娘に「カードは“振らない”、サイコロの間違いだ」と正すボブに、「それ言ってる場合?」と巻きを入れられる。「分かった、行こう」、今は親子喧嘩している場合ではなく、逃げるときなのだ。
その直後、ボブの隠れ家に追っ手たちがなだれ込む。必死で逃げて、逃げて、逃げまくる。娘が通う空手道場に逃げ込んだボブは、「ヌンチャクじゃ戦えないって!拳銃はどこだ」と取り乱す。決死の逃亡を続けるボブを車に乗せた謎の空手道場のセンセイ(ベニチオ・デル・トロ)は、「自由とは…、恐れないことだ。トム・クルーズみたいに」と微笑むと、車窓から身を乗り出したボブを荒野へと放り出す—。「不可能だとしても、俺たちの革命に巻き込みたくなかった」と娘を気遣うボブと愛娘ウィラにどんな運命が待ち受けるのか。
かつては世を騒がせた冴えない革命家のボブは、とある理由から大切なひとり娘の命を狙われ、次から次へと迫る刺客たちとの戦いに身を投じていく。無慈悲な軍人“ロックジョー”が異常な執着で娘を狙う本当の目的とは?空手道場のセンセイはボブの味方なのか?地の果てまで追いかけられる、ボブと娘の運命とは!?逃げる側と追いかける側——それぞれが三者三様に入り乱れる壮大なチェイス・バトルがはじまる。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は10月3日(金)より全国ロードショー