STYLE2026.03.19

Apple、次世代ヘッドフォン「AirPods Max 2」発表 音質・ANC・AI機能を一気に刷新

Apple-AirPods-Max-2

Appleが、新型オーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Max 2」を発表した。H2チップを搭載し、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、音質、そしてインテリジェンス機能を大幅に強化。これまでのAirPods Maxの体験を大きく押し上げるアップデートとなっている。

今回の最大の進化はH2による処理性能の向上だ。適応型オーディオ、会話感知、声の分離に加え、AirPods Maxでは初となるライブ翻訳機能も搭載。さらにスタジオ品質の音声録音やカメラリモートといった新機能が追加され、ポッドキャスターやミュージシャン、コンテンツクリエイターに向けた制作ツールとしての側面も強化された。

ANC性能も刷新されている。新しいコンピュテーショナルオーディオアルゴリズムとH2の組み合わせにより、前世代と比べて最大1.5倍効果的なノイズキャンセリングを実現。飛行機のエンジン音や通勤電車といった環境ノイズをより強力に遮断し、音楽や通話への没入感を高める。一方で外部音取り込みモードはより自然な聞こえ方へと最適化され、周囲の状況を把握しやすくなっている。

音質面では、新たにハイダイナミックレンジアンプを搭載。従来のサウンド特性を維持しながら、よりクリーンで精細なオーディオ表現を実現する。空間オーディオでは音源定位の精度が向上し、低音の安定性、中高域の自然さも改善。さらにUSB-C接続時には24ビット48kHzのロスレスオーディオに対応し、プロレベルの制作環境でも活用可能となった。Logic Proなどの音楽制作アプリと組み合わせることで、ヘッドトラッキング対応のパーソナライズ空間オーディオで制作からミックスまで行える唯一のヘッドフォンとして位置づけられている。

ゲーム用途でも進化が見られる。ワイヤレスオーディオのレイテンシーが低減され、iOS、macOS、iPadOSのゲームプレイにおいてよりレスポンスの高い体験を提供する。

インテリジェンス機能も幅広く拡張された。周囲の環境に応じてANCと外音取り込みのバランスを自動調整する適応型オーディオ、会話時に音量を下げる会話感知、通話中にノイズを抑えて声を際立たせる声の分離を搭載。Apple Intelligenceを活用したライブ翻訳では、対面での多言語コミュニケーションを可能にする。さらにDigital Crown操作によるカメラリモート、スタジオ品質録音、大音量の低減、ユーザーの好みを学習するパーソナライズ音量、そしてうなずきや首振りでSiriに応答する機能など、日常利用から制作までをカバーする機能が揃う。

環境面では、Appleの「Apple 2030」目標に基づき、製品全体でカーボンフットプリント削減を推進。マグネットには100%再生希土類元素、イヤークッションには100%再生ポリエステル、プリント基板のメッキには100%再生金、はんだには100%再生スズを使用。パッケージも100%ファイバー素材で構成され、リサイクル性を高めている。

Apple-AirPods-Max-2

カラーバリエーションはミッドナイト、スターライト、オレンジ、パープル、ブルーの5色展開。3月25日より注文受付を開始し、4月上旬に発売予定。価格は89,800円(税込)となる。