CULTURE2025.03.11

J-HOPE(BTS)、『Sweet Dreams』MV公開 恋に落ちたときめきを“空に浮かんでいる家”で表現「様々なディテールが散りばめてある」

J-HOPE(BTS)が、3月7日にデジタルシングル「Sweet Dreams (feat. Miguel)」の音源とミュージックビデオを公開した。

ミュージックビデオは、恋に落ちたときめきを“空に浮かんでいる家”で表現した。さらに、愛する気持ちが大きくなるほど家が膨張していくというユニークな設定も加えた。

J-HOPEは、「視覚効果がたくさん入っている映像なので、撮影しながらどう完成するのかが気になった。作業が進むごとに、ランダムボックスを開けていくような気持ちだった」と感想を伝えた。続けて「ミュージックビデオには、さまざまなディテールがちりばめてある。夢と現実を行き来しながら愛する気持ちを表現した要素を探してみると面白いと思う」と見どころを伝えた。

ミュージックビデオは、ベッドに横になっているJ-HOPEの姿から始まる。眠りから覚めたJ-HOPEは、家のあちこちを歩き回りながら楽しく歌を歌い、空を飛ぶ家を出て地上に降りてくる。J-HOPEは笑顔を浮かべながら路上で踊り、そんな彼の周りを一風変わった通行人たちが通り過ぎる。作業服に翼をつけた作業員たちは、空中でハンマーを叩き、家の外にベッドが出ていたり、またある人たちは非現実的に長い新聞を読んでいる。誰もが日常には存在しないような非現実的な雰囲気を醸し出している。

再び家に帰ってきたJ-HOPEが浴槽に腰掛けると、白い煙が出て浴槽が自動車に変身し、空を飛ぶという美しいシーンへと続く。夕焼け色に染まった雲の上を漂うJ-HOPEは、幸せとときめきに満ちた笑みを隠せない。彼がついに愛する相手に向かい合ったところで映像が終わる。

“夢(空の上の家)”と“現実(街)”を象徴する空間が交互に現れ、二つの境界が曖昧になる演出は、夢のような愛を語る歌の雰囲気を際立たせる。曲に盛り込まれた2000年代のポップR&B感性を生かすために、画面比率を4:3で制作したところも特徴的だ。また、フィーチャリングに参加したMiguel(ミゲル)がミュージックビデオに出演し、2人のコラボレーションをさらに特別なものにした。

「Sweet Dreams (feat. Miguel)」は、愛したい、そして愛されたいという想いを込めたセレナーデだ。J-HOPEは恋に落ちた時の気持ちを甘い夢に例えて歌う。幻想的なシンセサイザーと清涼感のあるギターストラム、軽快ながらソフトなボーカルリフが合わさり、愛の感情を聴覚的に表現する。