SPORTS丨2025.09.11
「これは合法なのか?w」 ヤ軍ジャッジ、投手のクセを盗んで打者に伝えていた! 完璧すぎる“クセ読み作戦”が話題に「ここまで公開するの珍しい」

写真:UPI/アフロ
9月7日(日本時間9月8日)に行われたニューヨーク・ヤンキース対トロント・ブルージェイズの一戦で、ヤンキースのアーロン・ジャッジらが行った“球種の伝達行為”が野球ファンの間で話題となっている。
1回裏・ヤンキースの攻撃、1死一、二塁の場面で打席に立った4番のベン・ライスは、ブルージェイズ先発のレジェンド右腕マックス・シャーザーに対し、フルカウントとすると、勝負の10球目、真ん中高めに投じられた152km/hの直球をフルスイングでライトスタンドへと叩きこむ先制の3ランに。しかしこの一発、試合後に明らかになったところによると、ライスの独力で放ったものではないのだという。
実はこの打席、シャーザーはカウント0-3からの3球目、カウント2-2からの6球目、続く3-2からの7球目とチェンジアップを3回投げているが、シャーザーがチェンジアップを投げるときの癖を見抜いているヤンキースは、一塁走者のコーディ・ベリンジャーがそれを確認してまず二塁走者のジャッジへと伝達。ジャッジから打席のライスに対して“シャーザーがチェンジアップを投げる”と伝えることで、狙い球を絞りやすくしていたのだという。実際、ライスはこの3球を見極めたり、ファウルで逃げたりしながら粘り続け、前述の通り、10球目をホームランにしたというわけだ。こうしたヤンキースの“抜け目のない野球”に、SNS上の野球ファンからは「すげえな」「これは合法なのか?w」「これはセーフ。ピッチティッピングは昔からあるよ」「ここまで公開するの珍しい」「大谷さんも癖バレ疑惑あったな」といった様々な反響が巻き起こることに。
なお、こうした“球種の伝達行為”についてはルールの範囲内で行われているとあって、敵将ジョン・シュナイダー監督はあえて非難せずに、自軍の投手陣がこうした行為から守られるように配慮・徹底する旨をコメント。果たして次回対戦以降、どのような対策がとられることとなるのか注目したいところだ。