MOVIE丨2025.11.21
“生きている感じがした”森田望智、プロの格闘家も絶賛する格闘センス『ナイトフラワー』メイキング映像

©2025「ナイトフラワー」製作委員会
トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描き大きな話題となった『ミッドナイトスワン』(20)で「第44回日本アカデミー賞」最優秀作品賞に輝いた内田英治監督が原案・脚本・監督を手掛けた最新作『ナイトフラワー』が、11月28日(金)より公開される。この度、北川景子演じる夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役を演じた森田望智のメイキング映像が解禁となった。
内田英治監督自ら自ら『ミッドナイトスワン』に続く “真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、二人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。
主人公・永島夏希を演じるのは国民的人気俳優=女優・北川景子。ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演している。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役に、Netflixの「全裸監督」シリーズ、「シティーハンター」やNHK連続テレビ小説「虎に翼」などで注目を集める森田望智。共演に、Snow Manの佐久間大介、そして本作で俳優デビューを飾る人気バンドSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太。さらに、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研ら、個性的かつ魅力的な布陣が揃い注目を集めている。また、エンディングテーマを世界的ピアニストの角野隼斗が手がける。
「第38回東京国際映画祭」(10月27日~11月5日)では、ガラ・セレクション部門に公式出品された。社会の片隅で生きてきた二人の女性が出会い、子供たちの未来を守るために危険な世界へと踏み出す。罪とは何か、愛とは何か——その境界線を問う、切なくもスリリングなヒューマンサスペンスが誕生した。
暖かな日差しが降り注ぐとある公園で、夏希と多摩恵、そして夏希の娘の小春と息子の小太郎が、本物の家族のように、わいわいと過ごすシーンのメイキング映像が公開された。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた夏希とその子どもたち、そして夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる多摩恵の、束の間の幸せな休日の一コマだ。「だるまさんがころんだ」の撮影に、全力で取り組み、まるで本当に家族のような4人の楽しそうな撮影風景を見ることができる。
また、エキストラを300人投入し、最も大規模かつハードなファイトシーンとなったクライマックスの“ウォーリアーズ戦”の映像も。森田は本作のために半年以上格闘技の特訓を積み、徹底的な食事管理で筋肉を増量。迫力のファイトシーンでは、プロの格闘家も絶賛する格闘センスを見せつける。丁寧に格闘シーンの手順を確認する森田。撮影前の挨拶ではいつもの優しい声で「頑張りますのでよろしくお願いします」と言うも、いざ本番のゴングが鳴ると別人のように相手に挑みかかり、獣のように戦う多摩恵を熱演している。そんな森田をねぎらうように、北川もリングに上がり、そっと寄り添う姿が印象的だ。
そして、ついにオールアップとなり、大きな拍手で紹介された森田が監督から花束を渡され、思わず涙ぐむ映像も。「格闘技(選手を演じて)で戦う気持ちが全然わからなかったのですが、死ぬ気でやっていると“生きてる感じ”がして、多摩恵はこれが味わいたくてやっていたのかなあ、としみじみ思いました」と、自身が演じた不幸な生い立ちの多摩恵に想いを馳せた。そして、「(北川)景子さんと、メイさんと、先生含めて、私の最大限の力を引き出していただけたなと。本当にありがとうございました」と、小春役の渡瀬が涙ぐむ姿に、思わずもらい泣きをしながら感謝を伝えた。
『ナイトフラワー』は11月28日(金)より全国公開









