MOVIE2025.04.10

「俺がここで負けたら誰かが死ぬ」 韓国を揺るがした火災惨事事件をもとにした衝撃作『消防士 2001年、闘いの真実』

消防士 2001年、闘いの真実

© 2024 BY4M STUDIO & ASK ROAD PICTURES & ASCENDIO All Rights Reserved.

韓国を揺るがした火災惨事事件を基に、消防士たちの闘いを描く『消防士 2001年、闘いの真実』が、7月4日(金)より公開される。このたび、特報映像が解禁となった。

本作は、2001年3月4日に発生した「弘済洞火災惨事事件」を基に、消防士たちの凄絶な闘いが描かれている。韓国での公開時には初登場1位(12/4公開)・3週連続第1位(洋画除く)、さらに12月に公開された中2024年の興行収入で国内映画トップ5にランクインする大ヒットを遂げた。基となった火災惨事事件では、消防士の装備や待遇が劣悪な環境の中で、命懸けの消火や人命救助が行われ、当時韓国でも大きな事件として報道され、消防士の待遇改善のきっかけともなった。

メガホンを取ったのは、自伝的物語でもある『友へ チング』が、当時の韓国歴代1位となる観客動員数818万人を突破する大ヒット作となり、その後も『チング 永遠の絆』『極秘捜査』『長沙里 9.15』などでメガホンを取ったクァク・キョンテク監督。主演の西部署の新人消防士・チョルン役は、Netflixオリジナル映画『カーター』(2022)で非英語映画部門で1位を獲得し話題となり、ドラマ「猟奇的な彼女」(2017)、「グッド・ドクター」(2013)、「製パン王 キム・タック」(2010)を筆頭に数々のTVドラマに出演し“視聴率王子”の異名を持つ実力派人気俳優のチュウォン。

西部署班長のジンソプ役には、『哭声/コクソン』(2016)で、主人公の警察官ジョング役を演じ青龍映画賞最優秀主演男優賞にノミネートされるなど実力派俳優のクァク・ドウォン。同期で友人のカン隊長役には、「梨泰院クラス」(2020)で主人公の宿敵の会長役で日本での知名度を上げ、『劇映画 孤独のグルメ』(2025)では韓国入国審査官を演じ記憶に残るユ・ジェミョン。

さらに、署員・ソヒ役には、『ザ・ソウルメイト』(2018)で警察官テジンの恋人ヒョンジ役を演じ、チュウォンとは『あいつだ』(2015)以来の共演となるイ・ユヨン。チョルンの心優しき兄貴分で消防士・ヨンテ役には、数多くのドラマに出演し、その親しみやすいキャラクターで名脇役としての地位を確立し、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020)では人間性を失った狂気の軍人ファン兵長を演じ、大ヒット作品『犯罪都市』シリーズではマ・ドンソク演じる刑事の右腕として出演しているキム・ミンジェ。班のムードメーカー・ヒョジョン役には、悪役からコミカルな役まで多彩に演じるバイプレイヤーで『デビルズ・ゲーム』(2023)では殺人鬼と体が入れ替わる刑事を演じ、大ヒット作品『ベテラン』(2015)、『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』(2024)ではワン刑事役を演じるなど話題作が続いているオ・デファン。ヒョジョンの妹と結婚を約束している消防士・キチョル役には、数多くのドラマや映画で活躍し『犯罪都市NO WAY OUT』(2023)では主演のマ・ドンソクを追い詰める汚職刑事役を演じ、「わたしの完璧な秘書」(2025)では“完璧な秘書”ウノを演じて知的で洗練されたビジュアルと演技が更なる活躍が期待されているイ・ジュニョク。ジンソプの妻・ドスン役には、舞台、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍し、『オオカミ狩り』(2022)では夫と義父母の殺人で海外へ逃亡した手配犯を演じ、クァク監督の作品には『チング永遠の絆』(2013)、『極秘捜査』(2015)、『黄泉がえる復讐』(2017)に続き本作で再び出演を果たしたチャン・ヨンナムと豪華俳優陣が脇を固めている。

特報映像は、恐怖のなかで消防士として働いている、西部署班長・ジンソプ(クァク・ドウォン)が新人の頃に先輩に怖くないのかと問いかけると、“俺も怖い。黒い煙で足先すら見えない時は足が震える”そんな時何を思うのか。答えはひとつ“俺がここで負けたら誰かが死ぬ”とその言葉を受け継ぎ、人を助ける仕事をする決意のセリフが心に響く内容となっている。そして、主人公である新人消防士・チョルン(チュウォン)はどのような展開を迎えるのか。

『消防士 2001年、闘いの真実』は7月4日(金)より全国ロードショー

WHAT TO READ NEXT