MOVIE2026.01.29

「この作品はやらなきゃ!みたいな気持ち」「これまで演じてきたキャラとは正反対」ハン・ソヒ×チョン・ジョンソ『PROJECT Y』

PROJECT Y

©︎2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

韓国を代表する俳優ハン・ソヒとチョン・ジョンソがW主演を務めるクライムサスペンス『PROJECT Y』(全国公開中)。昨年行われた「第30回釜山国際映画祭」で実施されたハン・ソヒ&チョン・ジョンソの貴重な2ショットインタビューが解禁となった。オファーを快諾した理由や実生活でも仲の良い二人ならではのプライベートでの逸話を語った。

「第50回トロント国際映画祭」「第30回釜山国際映画祭」でのプレミア上映で話題を呼んだ本作は、ソウル・江南の歓楽街を舞台に、ミソンとドギョンという二人の女が、底辺の現実から抜け出すために、隠された金塊を盗み出すというストーリー。主演を務めるのは、ドラマ「夫婦の世界」(20)でブレイクを果たし、「わかっていても」(21)、「マイ・ネーム:偽りと復讐」(21)と立て続けに話題作に出演したハン・ソヒ。アクションからロマンス、時代劇までジャンルを問わない演技力で確固たるキャリアを築いてきた。そしてもう一人、イ・チャンドン監督作『バーニング 劇場版』(18)で鮮烈なデビューを飾り、圧倒的な演技力と存在感で観客の心を虜にするチョン・ジョンソ。劇中で、苦楽を共にして育った同い年の幼馴染を演じる二人は、実生活でも親友として知られている。この化学反応が、本作に物語のリアルさと登場人物の深みを与える。

PROJECT Y

©︎2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

<2ショットインタビュー>

Q:脚本やキャラクターのどんな点が気に入りましたか?

ハン・ソヒ:ミソンという人物は、ドギョンとは方法や手段は違っても、ひとつの目的を達成するためにはストレートに飛び込んでいく。その姿が私には新鮮に映りました。個人的には、これまで自分が演じてきたキャラクターとは全く正反対の部分があって、そういうところにもすごく惹かれたんです。この映画は誰か特定の人物が主人公ではなく、誰もがある場面の主役になっていて、それらが重なって映画が生まれている。そこがとても気に入っています。

チョン・ジョンソ:同世代の女性二人が主人公の作品に出会うのは簡単ではないと思っていました。そんな作品があること自体に驚き、読み物としても面白かった。「この作品はやらなきゃ!やろう!」みたいな気持ちでした。韓国の女優なら誰しも一度は『テルマ&ルイーズ』のような映画を作ってみたいと思うはずだ、とも思います。もちろんこの映画は『テルマ&ルイーズ』そのものではないですが、女性バディものが作られるというのは本当に珍しいことで、ちょうどそういう映画のシナリオをいただけたんです。それにソヒさんと一緒にやるなら、書かれた以上のものを演技で生み出せる場面がたくさんあるだろうと考えて参加しました。

PROJECT Y

ハン・ソヒ

Q:それぞれ、ご自身の役をどのようなキャラクターだと思って演じましたか?

ハン・ソヒ:ミソンは、誰よりも平凡な人生を生きているわけではないけれど、一番平凡な人生を望んでいる人です。そしてその目的を達成するために、段階を踏んで一歩一歩近づいていくキャラクターだと思います。

チョン・ジョンソ:「実在したらどうだろう」と想像しながら、リアルなキャラクターとして演じたいと思いました。

Q:ジョンソさんとは現場で二人の背景についてどう作り上げていきましたか?

ハン・ソヒ:現場では、このシーンをどう表現するかという話が中心でした。台本を分析したり入念に取り決めしたりするよりも、現場で劇的に生まれた部分のほうが多かったです。アドリブも多く、とくに出勤するシーンでは7~8割がアドリブでした。事件が起きる前、ミソンとドギョンの関係性を自然にいちばんよく示せる場面だったので。

PROJECT Y

チョン・ジョンソ

Q:自分でも気づかなかった新しい一面や表情など発見はありましたか?

ハン・ソヒ:それは当然のことで、まずは、とにかく友だちとして見せられるケミストリーから出てくる話し方とか、すごく気楽な言葉づかいや振る舞い、そういうものがそのままうまく出ている気がします。なので、私は序盤のシーンがすごく好きです。とても新鮮に感じました。

チョン・ジョンソ:私も同じで、それほど大きくない予算で、タイトなスケジュールで、それにとても寒い冬に、この映画をすごく速いペースで撮影しました。だからその中で、すごく集中しようと努力しました。十分な環境ではなかったにもかかわらず、互いにすごく集中しながら撮ったんですが、その中で本当に大変な思いをして撮影しているうちに、これまでの作品の中では見られなかった新鮮な表情がたくさんありました。そして、監督はそれをうまく捉えようとすごく努力してくださいました。

Q:お二人は、実際に仲が良いですが、俳優としての魅力や互いが知っている素の姿について教えてください。

ハン・ソヒ:まずジョンソさんは現場でも日常でもすごくたくさんのインスピレーションをくれる友達です。実は撮影のとき、環境も季節も大変だったので、とにかくすごく頼りにしていました。それから、ドギョンの性格とジョンソさんの性格は少し反対の部分があります。ジョンソさんはとても愛らしい人で、愛情深くて心も温かい。そういうところが自分とすごく合っている気がしますし、また時にはとてもしっかりしていて、私のことをよく気遣ってくれる、そんな友達だと思います。

チョン・ジョンソ:ソヒさんもミソンと比べると性格が正反対な気がしますし、実際はすごくサバサバしていて、俳優として見てもとてもプロフェッショナルな方です。本当に韓国のアイコン的な存在ですね。

PROJECT Y

ハン・ソヒ チョン・ジョンソ

『PROJECT Y』は全国公開中

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