MOVIE丨2025.04.01
「撮影スタイルは衝撃的かも」 “日本のマンガ・アニメ好き”ポン・ジュノ監督、『ミッキー17』の直筆“絵コンテ”がスゴすぎる

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歴史を塗り替えた稀代の映像作家ポン・ジュノが贈るアカデミー賞受賞後初となる最新作にして集大成『ミッキー17』が、現在劇場公開中だ。この度、本作のクライマックスの幕開けとなるシーンを描いた、ポン・ジュノ監督直筆の絵コンテが解禁となった。
※以下、物語の内容に触れています。ご注意ください。
ロンドンでのワールドプレミア、ベルリン国際映画祭で一足早くお披露目され、INDEPENDENTやEMPIREといった世界有数のメディアから「本当に傑作!絶対に観るべき!」「人生で最も先の読めなかった映画のひとつ」「現代に深く響く、ポン・ジュノ最高傑作のひとつ」「ポン・ジュノ監督の天才性を刺激的に証明」「まさにこの混沌とした瞬間に必要としていた映画」「この時代にぴったりで、魅力的」「最高。説得力もあり、美しい。ロバート・パティンソンが何役もこなすのも一興」と絶賛の嵐。全世界に先駆けて公開された韓国では、公開からわずか4日間で観客動員数が100万人を突破、3月7日からは全米でも公開され、オープニング1位を記録。その後も快進撃を続け、全米及び世界各国での世界興行収入が1億1,000万ドルを突破している。(Box Office Mojo調べ 3月24日時点)
日本のマンガやアニメが大好きなポン・ジュノ監督は、「私は自分で絵コンテを描くことに非常にこだわっています。精神的にも肉体的にも大変な作業ですが、これがないと映画を作れません。すべてのカットを頭の中で明確にイメージし、それが揃わないと安心できないんです」と、カメラアングルや小道具など、ディティールまで描きこんだ絵コンテを描く。「絵コンテは、構図やカメラの動きを非常に正確に記していて、撮影中に変更することはほとんどありません。でも、俳優の演技についてはできるだけ自由にさせるようにしています」と、アドリブ大歓迎で撮影を進めていく。俳優たちにとって「私の撮影スタイルは衝撃的かもしれない」と語るポン・ジュノ監督直筆の絵コンテが到着した。

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人生失敗だらけのミッキー(ロバート・パティンソン)が手に入れたのは、何度でも生まれ変われる夢の仕事、のはずが…それは身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で次々と死んでは生き返る任務、まさに究極の“死にゲー”だった。一発逆転のはずが、ブラック企業の“使い捨て”ワーカーとなってしまったミッキーには、地獄のような日々が待っていた。ブラック企業のどん底で搾取され続けて17号となったミッキーの前に、ある日、手違いで自分のコピーである18号が現れ、事態は一変。マイルドな17号と辛辣な18号、2人になったミッキーは権力者たちへの逆襲を開始する。
ポン・ジュノ監督による直筆の絵コンテは、本編のクライマックスのはじまりとなる場面。宇宙船のゲートが開くとマチェーテを手にした2人のミッキーが車両に乗り込む。ゲートは前と後ろからカメラ固定のFIXで撮影すると指示されている。2人が車両に乗り込む場面ではカメラ位置も細かく指定されている。実はこの時、2人のミッキーはマーシャルによってゼッケンとボタンを押せば即死する時限爆弾を装着させられている。そのためか頬に焦りを感じさせる書き込みもある。
大地に降り立った2人のミッキーは、謎のモンスター“クリーパー”の群れに向かっていく。17号はクリーパーの絶叫に思わず左の耳をふさぐ。その描写は「Long」引きのショットで撮影するよう指示がある。17号は「ベイビー・クリーパーを殺しちゃダメだ」と大地を駆けていく。彼の視点の先には、クリーパーたちを殲滅させようとする暴君マーシャルが乗り込んだ車両が近づいてくるのだが…。この後、ポン・ジュノ史上最大スケールの超弩級のクライマックスを迎えることになる。その先にどんな展開が待ちうけるのか、映画館の大画面で見届けてほしい。
マイルドな17号と辛辣な18号、2人になったミッキーは権力者たちへの逆襲を開始する。ターゲットは自分の得しか考えていない強欲なボス、マーシャル(マーク・ラファロ)と現場に“死にゲー”任務を強いる、イルファ(トニ・コレット)だ。使い捨てワーカーvs強欲なブラック企業のトップ、逆襲エンターテイメントが開幕。
『ミッキー17』は大ヒット上映中