REVIEWS2025.04.24

ヤツを倒すには、軍隊が必要だ… 『デアデビル:ボーン・アゲイン』キングピンを倒す“軍隊”はどのような顔ぶれになるのか?

デアデビル:ボーン・アゲイン

©︎2025 Marvel

『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン1のラストは、マット・マードック(チャーリー・コックス)にとって悲劇的なエンディングであった。宿敵ウィルソン・フィスク/キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)は、もはやただのニューヨーク市長じゃなく、都市を支配する独裁者に近い存在にまでのし上がっている。戒厳令を敷き、ヴィジランテ(自警団)排除のための特殊部隊を従えて、フィスクの力はこれまで以上に強大だ。そんな中、マットはカレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)に言う。「ヤツを倒すには、軍隊が必要だ」と。

その“軍隊”とは、どのような顔ぶれになるのだろうか。最終話のラストでマットは、今の仲間たちを集めてる。カレン、法務パートナーのカーステン・マクダフィー(ニッキー・M・ジェームズ)、元刑事のチェリー(クラーク・ジョンソン)、正義感のある現職警官アンジー・キム(ルイボ・チアン)など。超人的な戦力というよりは、地道に正義を貫く人たちばかりだ。

エンドクレジットではフィスクに囚われていたパニッシャー(ジョン・バーンサル)の脱出するシーンが描かれていたので、次の戦いでは再登場する可能性は高い。これをきっかけにルーク・ケイジ(マイク・コルター)やジェシカ・ジョーンズ(クリステン・リッター)らディフェンダーズの再結集や、マットの元恋人で暗殺者のエレクトラ・ナチオス(エロディ・ユン)を呼び戻す展開もありそうだ。原作では、マットとエレクトラが“フィスト”という名のヴィジランテ軍団を組織し戦うため、今回の“軍隊”という発言にリンクするのではないか?

ジャック・デュケーヌ/ソーズマン(トニー・ダルトン)も登場、フィスクと衝突、囚われてしまっている。このままいけば、シーズン2で彼が本格的にマット側の味方として参戦する可能性もありそうだ。

もう一人、マットがフィスク以上に憎んでいるヴィランがいる。ベンジャミン・ポインデクスター/ブルズアイ(ウィルソン・ベセル)だ。彼はマットの親友フォギー・ネルソン(エルデン・ヘンソン)を殺した張本人。『ボーン・アゲイン』第8話でフィスクの暗殺を試みて逃亡中だが、最終話でもまだ捕まっていない。マットとブルズアイが手を組む展開も、まったくないとは言い切れない。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』は現在Disney+で配信中。シーズン2の配信は2026

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