MOVIE丨2025.05.20
“時は何も癒さなかった” これは人類が迎える28年後の終末の世界なのか?『28年後…』特別ポスター
ダニー・ボイル×アレックス・ガーランド、2人の天才クリエイターがタッグを組み、徹底したリアリティと臨場感を追求して描いた <人間>と<感染者>の命がけのサバイバル・スリラー『28年後…』が、6月20日(金)より公開される。この度、製作陣が我々に“28年後の世界”が絵空事ではないことを警告する特別ポスターが解禁となった。本当に起こり得る未来を暗示し、恐怖を掻き立てるビジュアルとなっている。
本作で描かれるのは<ゾンビ>ではなく、感染した人間=<感染者>監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが描きたかったのは<現実に起こり得るパンデミック後の恐怖>。超自然的に生き返った死体<ゾンビ>ではなく、ウイルスに感染して凶暴化した<生きる人間>たちの物語である。
特別ポスターでは、『28日後…』『28週後…』のポスターと同様に、人間の“血”を連想させる印象的な“赤色”のキーカラーと“バイオハザードマーク”の意匠が引き継がれている。さらに、怒りに満ち大きく見開かれた目、まるで「黙示録」の世界の終末のように天からの炎によって焼き尽くされたかのような地上に立つ9人の感染者、そして「時は何も癒さなかった」という言葉からは、28年の時を経てもなお本作の世界が大きな苦難に陥っていることが示唆されている。
そんな28年後の世界について、脚本家のアレックス・ガーランドは、「感染によって隔離され、事実上見捨てられた国では何が起こるのだろうか?それは現実を見れば分かる通りで、国家が崩壊すると冷酷で実利的で、弱肉強食の世界になっていく」と、未だ恐怖の続く世界を作り上げたことを語る。本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのか?絵空事ではない28年後の世界を劇場で目撃してほしい。
『28年後…』は6月20日(金)より全国ロードショー