MOVIE2025.04.30

背中に大きな縫い目のある女性、それを見下ろすガウン姿の人物… 確実に狂い始めていく瞬間『サブスタンス』

サブスタンス

©︎2024 UNIVERSAL STUDIOS

「第97回アカデミー賞」で主演女優賞含む5部門にノミネートされたほか、本年度賞レース主演女優賞を次々と受賞した超話題作『サブスタンス』が、5月16日(金)より公開される。この度、デミ・ムーア演じるエリザベスが “サブスタンス”施術の候補者に選ばれる瞬間の映像及び、背中に大きな縫い目のある女性が横たわり、それを見下ろすようにガウン姿の人物が佇むインパクトのあるバスルームシーンが解禁となった。

50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。だが薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー(マーガレット・クアリー)”が、エリザベスの中から現れる。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、一つの心をシェアするふたりには<一週間ごとに入れ替わらなければならない>という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまい—。

主演は、“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、45年以上のキャリアを塗り替える代表作へと押し上げた、デミ・ムーア。かつて「ポップコーン女優」と呼ばれていたと明かすほど悩んでいたキャリアを自らの力で乗り越え、再評価を獲得。アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という造語が世界中のメディアを絶賛お騒がせ中のいま最も旬な女優のひとりだ。共演は、昨年話題を呼んだヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』にも出演、弾けるような若さと美貌でデミに対峙する、時代のイット・ガール、マーガレット・クアリー、そして監督と脚本を手掛けたのは 天才コラリー・ファルジャ。

映像は、年齢を理由に仕事を解雇され、そのショックで交通事故を起こしたエリザベスが運び込まれた病院で“サブスタンス”施術の候補者に選ばれる瞬間を捉えたもの。

年齢による容姿の衰えを理由に、長年続けてきた冠番組を降板させられたエリザベス。心身ともに打ちひしがれた彼女は、運転する車で交通事故を起こしてしまう。幸いにも大きな怪我はなく、病院での検査の結果も「異常なし」と診断されるが、背中を丸めてすすり泣くエリザベスの表情は晴れない。
帰り際、手の甲に赤いあざを持つ整った顔立ちの若い医師が追加検査を促し、エリザベスの背骨をひとつひとつ丁寧にチェック。「完璧です。理想の候補者だ」と不可解な言葉を投げかけるー。エリザベスの運命の歯車がゆっくりと、だが確実に狂い始めていく瞬間を捉えた、嵐の前の静けさを思わせるシーンだ。

場面写真は背中に大きな縫い目のある女性が横たわり、それを見下ろすようにガウン姿の人物が佇むバスルームの写真。横たわっているのはエリザベス。では隣で見下ろすのは—?医師の正体とは?そして「理想的な候補者」の意味とは?多くの謎と大きなインパクトを残すカットとなっている。

サブスタンス

©︎2024 UNIVERSAL STUDIOS

『サブスタンス』は5月16日(金)より全国ロードショー

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