STYLE2025.11.11

ナイキ、神経科学に基づく初のフットウェア「Nike Mind」を発表!履くだけではなく“感じる”シューズ

Nike Mind

NIKE(ナイキ)が、ブランドとして初めて神経科学に基づいて開発されたフットウェア「Nike Mind(ナイキ マインド)」を発表した。

競技前後にアスリートの心を整えることを目的に設計されたこのシューズは、足裏を刺激することで脳の感覚領域を活性化し、集中力を高める効果が科学的に証明されている。今回発表された2つのモデル「Mind 001 mule(マインド 001 ミュール)」と「Mind 002 sneaker(マインド 002 スニーカー)」は、どちらもアスリートが“今この瞬間”に意識を集中し、自分自身と向き合うことをサポートする。

10年以上にわたる研究と開発を経て完成したこの2モデルには、足裏を刺激する22個の独立したフォームノードを搭載。柔軟な防水素材に固定されており、歩行や動きに合わせてピストンのように動くことで、地面の質感をリアルに伝える。この感覚に意識を向けることで、雑念を払い、心身のバランスを整えることができる。

ナイキ イノベーション担当VP兼クリエイティブ ディレクターであるエリック・エイヴァーは、「ナイキ マインドのコンセプトは、足・身体・心を再び目覚めさせる新しい感覚的フットウェアです。これはパフォーマンスの新たなパラダイムであり、将来的なアスリートの能力改善をサポートできる可能性を示しています」とコメントしている。

Nike Mind

本モデルは、ナイキスポーツ研究所(NSRL)に所属する「マインドサイエンス部門」による初のイノベーション。同部門の神経科学者たちは、世界でも数少ない移動式の脳・身体撮像機器を使い、アスリートの神経活動や認知機能を分析。そこから得られた知見をもとに、心と身体の連動をサポートする新しいプロダクト開発を進めている。

着脱が容易で快適性と利便性を両立した「マインド 001 ミュール」と、フィット性とサポート力を重視して安定した履き心地を実現した「マインド 002 スニーカー」の2モデルは、形状・素材・構造のすべてが精密に設計され、「履く」だけでなく「感じる」ことができるシューズとして仕上げられている。

「Mind 001」と「Mind 002」は、2026年1月よりNIKE公式サイトおよび一部のNIKE取扱店で発売予定。