CREATIVE丨2025.12.30
“私たちには童話のような物語が必要” 神父ビョン・ウソク、修道女カリナ&ウォニョン出演「The Christmas Song」
韓国映像制作チーム「イルカ誘拐団」のシン・ウソク監督が手がけた映像作品「The Christmas Song」が、Google Geminiとのコラボレーションとして公開された。本作は、シン・ウソクによる“都市童話(도시동화)プロジェクト”の一環として企画されたもので、「誰も夢を見なくなった時代」に向けた現代の童話をテーマにしている。
シン・ウソク監督は、最近の社会に対して「今の時代、もしかすると私たちには“童話”のような物語が必要なのではないか」と感じたことが制作の出発点だったと語る。また、「この作品が、現代を生きる人々にとって、少しでも心を休められる場所になれば嬉しいです」と想いを語っている。そのコンセプトに共感し、aespaのカリナ、IVEのウォニョン、ビョン・ウソク、パク・ヒスン、ムン・ソリといった豪華俳優陣が参加を決めた。
制作面では、GoogleのAI技術を積極的に導入。Google Gemini 3を中心に、画像生成AI「Nano Banana Pro」や、動画生成AI「Veo 3.1」といった最新のAI技術が活用された。シン・ウソク監督は、「作業スピードが速いだけでなく、プロのクリエイターでも十分に使えるクオリティで、とても驚きました。創作の立場から見ても、非常に印象的です」とコメントしている。
実際の作品では、病に伏す幼い頃のヴィンチェンツィオを看病するラファエラ修道女(カリナ)の背中に翼が生えた姿が窓に映し出されたり、華やかなステンドグラスの装飾が広がったりと、表現が難しい印象的なシーンにAI技術が効果的に使われ、注目を集めている。









