MOVIE丨2026.01.22
腐った世界に中指を! フランケンシュタインと、墓場から蘇った花嫁が堕ちていく“愛と破壊の逃避行” 『ザ・ブライド!』

Ⓒ2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
「ジョーカー」を手がけたスタジオと、監督マギー・ギレンホール、そしてジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールという強烈な顔合わせが実現した『ザ・ブライド!』が、2026年4月3日に日本公開されることが決定した。
物語の舞台は1930年代のシカゴ。人々に忌み嫌われ、孤独のなかで生きてきた不死身の怪物フランケンシュタインは、研究者ユーフォロニウス博士に「伴侶を創ってほしい」と依頼する。墓場から掘り起こされた女性は《ブライド》として蘇り、二人はある事件をきっかけに逃避行へと身を投じていく。その旅はやがて、個人的な愛の物語を超え、社会全体を揺るがす革命へと変貌していく。
解禁された本予告は、生前のブライドが命を落とす瞬間の「誰か助けて」「私は望んでない!」という悲痛な叫びから始まる。手術台で再び命を吹き込まれ、記憶を失った彼女に、フランケンシュタインは「僕は怪物だ」と語りかける。「一緒ね」と応えるブライドの眼差しは、同情と共犯意識が入り混じった複雑な感情を帯びている。
やがて二人は「この世界は腐ってる」という言葉の通り、抑圧してきた社会そのものに反旗を翻す。警察に追われながら車を飛ばす刹那的な自由、激しい銃撃戦、狂気と解放が交錯するダンスシーン。フランケンシュタインが銃を構え、ブライドもまた命乞いをする男に躊躇なく銃口を向ける。「死者の声を聴いて。私の声を!」という彼女の叫びは、個人の怒りを超え、世界へと拡散していく。ラストで「フランケンシュタインの花嫁」と呼ばれたブライドが、「いいえ、誰のものでもない」と言い切る場面は象徴的だ。彼女は従属する存在ではなく、自らの意志で立つ存在として描かれる。その姿に圧倒されつつ、感嘆の表情を浮かべるフランケンシュタインの対比も印象深い。
監督を務めるのは『ロスト・ドーター』で高い評価を受けたマギー・ギレンホール。主演のジェシー・バックリーはブライド役として圧倒的な存在感を放ち、クリスチャン・ベールは孤独と怒りを内包したフランケンシュタインを生々しく体現する。共演にはピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスと、いずれもオスカー常連の実力派が名を連ねる。

ⒸNiko Tavernise
あわせて公開された新場面写真では、ブライド誕生の瞬間を捉えた手術台のカット、孤独を背負うフランケンシュタインの肖像、そしてジェシー・バックリーとマギー・ギレンホール監督の信頼関係が垣間見えるオフショットも披露された。SNSでは「ダークでパンクな世界観が最高」「この二人がどう化学反応を起こすのか楽しみ」といった期待の声が早くも広がっている。

ⒸNiko Tavernise
『ザ・ブライド!』は、2026年4月3日(金)全国ロードショー









