SPORTS丨2025.03.02
「叩きすぎだろ」 藤浪晋太郎、“大荒れ”投球 3四死球4失点で1回持たず… ファンからは擁護の声「みんな応援してやれ」
シアトル・マリナーズの藤浪晋太郎が2月27日(日本時間2月28日)、サンフランシスコ・ジャイアンツとのオープン戦に登板。無失点で切り抜けた前回とは違い、無念の4失点降板となったものの、ファンからは温かい声援も巻き起こっている。
この日、1-0と1点リードで迎えた5回のマウンドに上がった藤浪。しかし無失点で切り抜けた前回とは好対照に、この日はのっけからまさかの乱調。まずこの回先頭のクリスチャン・コスに対しては、初球、絶妙なコースに決まったはずの外角いっぱいの速球がボール判定されると、これで調子が狂ったのか、続く2球目の速球が内閣高めに大きく外れていきなりの死球。これで走者を背負うと、続く左打者ラマン・ウェイド・ジュニアに対しては、外角低めの投球を心がけるものの制球が定まらずに抜け気味に外角高めへと外れて四球。これで無死一、二塁と自らピンチを招くことに。
しかし何とかここで踏みとどまりたい藤浪は、続くマルコ・ルチアーノに対し、初球、真ん中低めの速球を打たせて一塁ゴロに。しかしここで味方の拙いプレーが出て、二塁走者のコスが生還して1-1の同点。走者が入れ替わり、1死一塁に。続くイ・ジョンフへは制球の乱れが収まりつつあったものの、かえって球が真ん中に集まりすぎてしまったのか10球粘られた末に四球で歩かせることとなった。そして続くルイス・マトスには、カウント1-0からの2球目、ストライクを取りに甘く入った内角の速球を痛打され、センター左へと運ばれるタイムリー2塁打に。これで二塁走者に続き、一塁走者も相次いで生還し、3-1と勝ち越しを許してしまうこととなった。
結局、藤浪は続くサム・ハフを三振に切ってとったところで、走者を残して御役御免。しかし代わったテイラー・フロイドもタイムリーを浴びてしまったことから、藤浪に失点がつき、都合4失点。無失点で切り抜けた前回登板とはうってかわり、厳しい内容となった。
キャンプインしてからというもの、全体的には昨季までより安定感が出たとする向きも少なかったなかで、突如として“逆戻り”した感のあるこの日の投球に、日米のファンも注目。ネット上の野球ファンからは「何故なのかw」「ドンマイドンマイ」「たまたまやろw」「今年は安定感が出てる」「去年までとは違う」「また藤浪かみたいになるメディアがいけない」「なんでみんな藤浪だけ叩くんや」「叩きすぎだろ」「みんな応援してやれよ」「やればできる子やから大丈夫」と期待の声も起こっている。