CULTURE丨2026.06.06
ナイキ、フットボールの常識を覆す新プロジェクト「Rip the Script」 ロナウジーニョ、エムバペ、トラヴィス・スコットら豪華メンバーが登場

ナイキが新プロジェクト「Rip the Script(本能で、化けろ)」を発表した。世界中の若いプレーヤーに向け、既存の型や戦術に縛られず、より攻撃的で創造的、そして直感的なフットボールのあり方を提案する取り組みだ。
「Rip the Script」は単なる映像作品ではなく、ナイキフットボールの新たな世界観への入り口として位置づけられている。スポーツだけでなく、エンターテインメント、音楽、ファッションといったカルチャー領域へも広がりながら、多様な形で再解釈されていくプロジェクトとなる。
ナイキ ブランド マネージメント担当VPのヘレナ・ソーントンは、「フットボールにおける特別な瞬間は、選手が自らの直感を信じたときに生まれる」と説明。「私たちが支持するフットボールとは、常に新鮮で、直感的で、予測を裏切り、創造性にあふれるもの」と語った。
公開されたフィルムはハリウッドの巨大スタジオを舞台に展開。ナイキに関わる現役選手やレジェンドたちが、決められた台本を破り、自らの判断と本能でプレーする姿を描く。
キリアン・エムバペがディフェンスを振り切って鮮やかなバイシクルキックを決め、ヴィニシウス・ジュニオールは相手のプレッシャーを軽やかにかわしながらプレーを続行。クリスティアーノ・ロナウドは限界への挑戦を続け、アーリング・ハーランドは最適なタイミングを見極めてゴールを奪う。さらに、エリック・カントナ、ロナウジーニョ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ディディエ・ドログバ、ホルヘ・カンポスといったレジェンドたちも出演。引退後もなお色あせない独自のスタイルを披露している。

出演者はフットボール界にとどまらない。レブロン・ジェームズ、トラヴィス・スコット、キム・カーダシアン、チャニング・テイタム、LISA、セントラル・シーらがカメオ出演し、作品内で展開される自由で創造的なプレーを見守る。ナイキはこうした演出を通じて、フットボールが競技の枠を超えた影響力を持つカルチャーであることを表現している。

グローバル ブランド ボイス担当VP兼クリエイティブディレクターのエンリコ・バレリは、「すべてのキャストは意図を持って選定した」と説明。「人々が実際にフットボールとつながりを感じられる存在であることを重視した」と明かした。
ナイキはこの夏、「Rip the Script」の世界観を軸にさまざまな施策を展開する。2026年フェデレーションコレクションでは、Aero-FITによる冷却テクノロジーと各国の文化やアイデンティティを融合。マーキュリアル、ファントム、ティエンポといったスパイクシリーズも、より創造的で大胆なプレーを支えるモデルとして展開される。
また、コミュニティ主導型ストリートフットボールプラットフォーム「Toma el Juego」を通じて、若い選手たちが自由な発想でプレーできる環境づくりも推進。これまで6大陸20都市以上で100を超える大会を開催しており、日本では「TOMA TOKYO」が6月14日に実施される予定だ。
ナイキは「Rip the Script」を通じて、フットボールにおける最も魅力的な瞬間は、考え抜かれた戦術からではなく、選手が直感を信じ、自らを表現したときに生まれると訴える。大胆さ、創造性、そして予測不能なプレーこそが、人々をフットボールに夢中にさせる原点だというメッセージを打ち出している。









