SPORTS丨2025.04.05
「叩きすぎだろ」 “佐々木朗希バッシング”に違和感を感じる野球ファン続出… 「苦言を呈した元MLB捕手って誰w」「どこの回し者なんだよ」

写真:Imagn/ロイター/アフロ
3月29日(日本時間3月30日)に行われたロサンゼルス・ドジャース対デトロイト・タイガースの一戦に、ドジャース・佐々木朗希が先発登板。制球に苦しみ、2回途中でマウンドを降りることとなった。
この日は立ち上がりに制球に苦しんだものの、悪いなりに懸命に立て直そうと試みている様子が見て取れた佐々木であったものの、2回表のマウンドで、2死一、二塁としたところでお役御免に。その際、デーブ・ロバーツ監督の言葉に頷きながらも、マウンド上の佐々木は明らかに失意の表情が見て取れたが、それでも気丈に振る舞い、地元ファンからの拍手を浴びながらベンチへと引き上げていった。
この日の佐々木は1回2/3、61球を投げて被安打3、奪三振2、与四死球4、失点2。これだけを見ればたしかに上出来であったとは言い難いが、それでも随所に光るものがあることも事実で、実際、バッテリーを組んだウィル・スミスも、「制球の調整さえできれば今後は何の心配もない」というニュアンスで佐々木を擁護。チーム全体としても、若い佐々木の“ホロ苦”となった本拠地公式戦デビューをある種の通過儀礼的に捉え、短いイニングでの降板もさほど問題視していない様子を見せることとなったことから、ドジャース寄りの現地メディアもまた、「佐々木の成長を暖かい目で見守ろう」という論調でその初陣について報じたのである。
しかし、多くのメディアによる佐々木バッシングは加熱の一途をたどる一方だ。ネガティブな佐々木ネタに関しての現地メディア報道やSNSへの投稿などをメディアがこぞって取り上げている。そのためネット上の一部のファンからは「叩きすぎだろ」「みんな応援してやれよ」「やればできる子やから大丈夫」「日本のマスコミやたら朗希叩きしてるのなんで?w」「苦言を呈した元MLB捕手って誰w」「どこの回し者なんだよw」「まあ朗希は気にしてないんだろうけどなw」と、なぜ日本のメディアがここまで佐々木叩きに躍起となるのかわからないという人も少なくない。実際、佐々木の戦いは始まったばかり。すべては“これから”なのだ。現時点で佐々木は2試合に登板し、4.2回を投げて被安打4(被本塁打0)、奪三振5(奪三振率9.64)、自責点3、防御率5.79。NPB時代はともかく、“MLBの佐々木”に対して評価を下すのは、ひとまず今シーズンが終わってからで良いと思うのだが、如何だろうか。