MOVIE丨2026.01.29
【ネタバレ】『28年後…白骨の神殿』最後の最後にアイツが登場… 25年を経てまさかのストーリー回収

※この記事には『28年後…白骨の神殿』のネタバレが含まれれています
大ヒット・ホラー「28日後…」シリーズ。スリリングなゾンビ・アクション映画でありながら“正常な”人間の方がいかに危険で残忍になれるか、ということをありありと映し出した傑作シリーズだ。第1作目の『28日後…』から一貫して、今の世界の現実にあまりに見事に共振し、ゾンビホラーを再定義づけたとも言える。
その最新作『28日後…白骨の神殿』が1月16日より公開されており、すでに各所で話題沸騰中だ。1作目『28日後…』(2002)から2作目の『28週後…』(2007)と時間軸を経て、実に18年ぶりに公開されたのが昨年の『28年後…』だったわけだが、これが実は新三部作の幕開けとなる。そして間を開けずに公開されたのが、三部作の2作目にあたるこの『28日後…白骨の神殿』なのである。
名優レイフ・ファインズの怪演など見所は多いが、とりわけ今作が大きく話題を呼んでいた理由の1つに、記念すべき初作『28日後…』で主演を務めたキリアン・マーフィーが“ジム”として再登場する、という予告があった。マーフィーは前作でもすでにプロデューサーの1人として名を連ねており、フラグは十分立っていたので、あとはどのように登場するのか、というのが見所の1つだったわけである。
ここからはネタバレになるが、マーフィー演じるジムは実際に登場する。しかも本当に最後の最後に短時間だけ登場するのだが、これが三部作の最終章への重要な橋渡しとなるのだ。
ジムは、前作『28年後…』(本作ではない。ややこしいので注意)からの主人公である少年“スパイク”たちが、襲いくる“感染者”たちから逃げている場面に登場する。なんとその場所が、初作『28日後…』でジムたちが最後にたどり着いた郊外のコテージ付近なのである。しかもそこにはジムの娘、“サム”の姿もあった。その場面の前には、ジムが2002年を回想し、パンデミック勃発時に、いかにファシズムとナショナリズムが急速に発生したか、など彼女に説明するシーンも映し出される。つまり彼女はジムと、あのヒロイン“セリーナ”との間の娘…?
ここで本作は終わり、来る最終章に続くことになるのだが、なんと25年を経てのまさかのストーリー回収を匂わせているあたり、さすがアレックス・ガーランドによる脚本である。ガーランドはシリーズ1作目から脚本を務め、この25年の間に『シビル・ウォー :アメリカ最後の日』『エクス・マキナ』など、重要作を次々と放ってきた今や現代最高峰の脚本家の1人である。
そしてキリアン・マーフィーもまた、数々の演技を経て今や映画界を代表する名優の1人となった。幅広い作品に出演し、C.ノーラン監督による重要作『オッペンハイマー』では主演である、“原子爆弾の父”オッペンハイマー博士を演じた。その静かで複雑な心情表現は記憶に新しい。
これで来る最終章が面白くならないわけがない。ゾンビ映画史上、類を見ない壮大なエンディング作の予感が漂う本作『28年後…白骨の神殿』なのである。三部作の最終章で果たして『28日後』の世界はどんな結末を迎えるのか? まずは公開中の本作を観て楽しみにしていよう。









