CULTURE丨2026.01.28
エイサップ・ロッキー、90年代〜00年代カルチャーを直撃するアートワークが話題に 人気ビデオゲームからインスパイア
エイサップ・ロッキーが1月16日にリリースしたニューアルバム『Don’t Be Dumb』のジャケットは、ティム・バートン監督がデザインをしたが、他にもクラシックなビデオゲームタイトルを思わせるアートワークを公開して、話題を呼んでいる。
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今回公開された『Don’t Be Dumb』のビデオゲーム風カバーは、複数パターンが存在し、それぞれが明確に異なるゲーム作品を参照している点も注目ポイントだ。
「Punky Rocky」のシングルアートワークは、伝説のリズムゲーム『パラッパラッパー』から影響を受けており、「Helicopter」は『グランド・セフト・オート』シリーズを想起させるデザイン。太く角張ったロゴ、コラージュ的に配置されたキャラクターカット、都市の空気感を強調した構図は、『GTA III』以降の象徴的なカバーアートを強く意識したものだ。クライム、ファッション、ストリートカルチャーが交差する世界観は、ロッキーの表現軸とも自然に重なる。一方、「Air Force (Black Demarco)」はドリームキャストの名作『クレイジータクシー』へのオマージュが明確だ。ビビッドなイエロー基調の配色、スピード感を強調する斜体ロゴ、勢いを前面に押し出したレイアウトは、90年代後半〜2000年代初頭のアーケードゲーム文化を直撃するビジュアルになっている。

これらのアートワークは、単なるデザインの遊びにとどまらず、90年代〜00年代カルチャーを丸ごと取り込んだ今回のアルバムの世界観を象徴するものとして受け止められている。レトロゲーム特有のタイポグラフィや色彩が、アルバム収録曲のエネルギーやシーン描写とシンクロすることで、ヒップホップの枠を超えたビジュアル表現となった。
複数のコラボレーターを迎えた『Don’t Be Dumb』はロッキーにとって8年ぶりのフルアルバムで、リリース直後から音楽チャートでも高評価を記録している。









