CREATIVE2026.02.06

最高に笑えるシュールさと才能の無駄遣い… 天才スパイク・ジョーンズ監督が20年ぶりにスーパーボウルCMに帰還

アメリカで毎年開催されるアメフトの頂上決戦『スーパーボウル』。特にテレビ放映では、毎年いくつもの企業が特別CMで宣伝合戦を繰り広げるのも見どころだ。今年2月8日放映の記念すべき第60回『スーパーボウル』には、あのベンソン・ブーンが登場する予定だという。

Z世代を代表するアーティストとまで称されるベンソン・ブーンは、日本でも洋楽ファンの間で最も知られた男性若手シンガー・ソングライター。圧倒的歌声と端正なポップス、ロックサウンドで知られ、昨年の来日公演も記憶に新しい。もはや“時代の顔”の1人とも言える存在だが、今回の『スーパーボウル』で登場するのは日用品配達サービス「Instacart」のCM。食品や雑貨などを即日配達してくれる「Uber」などと共に、アメリカで市民権を得ている企業で、昨年に続く2度目の『スーパーボウル』CM参戦となる。

そもそも老若男女が使用するサービスで、そこに新世代最注目のブーンを起用するのも大胆で面白い。さらに、俳優/コメディアン/映画監督として知られるベン・スティラーとコンビで出演、というのも絶妙だ。スティラーはX世代を中心に知られる役者だが、幅広い層に人気がある。

当日の前段としてすでに公開されているCMでは、この2人がなぜか70’sなイタリア人(?)ポップアイドル・デュオに扮し、アメフトにまつわる不毛な口論を繰り広げたり、“販売サイトでバナナをどう選ぶか”の歌を番組で歌い上げる、などというコント仕立てのもの。

すでに映像は2本公開されており、スティラーの安定のコメディ力と、ベンソン・ブーンの歌唱力の無駄遣いぶりが素晴らしい。しかも監督はスパイク・ジョーンズで、世界観と脱力コメディぶりが絶妙なCMに仕上がっている。ちなみにジョーンズがスーパーボウルCMを担当するのは2回目、20年ぶりだそう。

当日はこの2本に続く本CMが放映されるわけだが、ここでもスティラーの絶妙なコント運び、そして無駄に発揮されるベンソン・ブーンの圧倒的才能をフィーチャーしたこのCMに改めて注目が集まるだろう。

次代のスターと中堅実力コメディ俳優によるこのシリーズコントがどんな着地をするのか、2月8日の公開まで楽しみに待ちたい。

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