MOVIE丨2026.06.12
世界中で賛否を巻き起こした“伝説の問題作” フレンチホラーの頂点『マーターズ』が4Kで復活 18年ぶりに日本公開決定

© 2008 Eskwad – Wild Bunch- TCB film
2009年に日本公開され、今なお“伝説の作品”として語り継がれるフレンチホラー『マーターズ』が、『マーターズ 4Kデジタルリマスター』として8月14日より全国公開されることが決定した。
本作は2008年にフランス・カナダで製作されたパスカル・ロジェ監督作品。当時は『ホステル』や『ソウ』シリーズに代表される過激なバイオレンス映画の流れの中で語られることも多く、その苛烈な描写によって賛否両論を巻き起こした。だが一方で、単なるショッキングな作品にとどまらない物語の奥行きや予測不能な展開、美しく計算された映像表現、そして観客の哲学的な考察を誘う結末によって熱狂的な支持を獲得した。
日本公開後はパッケージや配信で鑑賞できる機会も限られ、多くの映画ファンの間で“伝説の一本”として語り継がれてきた。今回公開される4Kデジタルリマスター版は、世界最速となる劇場上映が日本で実現する。
公開決定にあわせて解禁されたポスタービジュアルは、オリジナル版の印象的なデザインを踏襲しながら、日本が世界初の劇場上映となる4K版であることを強調した仕上がりとなっている。また特報映像では、劇中の象徴的な“目”のカットに「何を見たのか」という意味深なコピーを重ね、本作の不穏な世界観を印象づけている。

© 2008 Eskwad – Wild Bunch- TCB film
『マーターズ』は、苦痛と救済、拒絶と崇拝、絶望と恍惚といった相反する感情を描きながら、人智を超えた領域へと踏み込んでいく作品だ。公開当時から世界中で議論を呼び続けてきた本作は、現在でもパスカル・ロジェ監督の最高傑作として評価されているほか、『サブスタンス』のコラリー・ファルジャ監督や『TITANE/チタン』のジュリア・デュクルノー監督ら、現代フランス映画界を代表するクリエイターたちにも大きな影響を与え続けている。
1970 年初頭のフランス。行方不明だった少女リュシーは、傷だらけで衰弱しきった姿で路上を彷徨っているところを発見される。彼女は何者かによって長い間、監禁・拷問・虐待されており、そこから自力で脱出したのだった。だが、性的虐待の痕跡はなく、犯行の目的は不明のままであった…。15 年後のある朝、森に囲まれた平穏な一家の屋敷に、突然呼び鈴が鳴り響く。家主が扉を開けると、そこには猟銃を構えたリュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)の姿があった。自分を虐待した犯人をついに見つけたと確信した彼女は、復讐の引き金を引く。成すべきことを終えたリュシーから電話を受け、屋敷に向かった親友のアンナ(モルジャーナ・アラウィ)は、その惨状に思わず目を背ける。死体を処理し、立ち去ろうとする二人。しかし、そこで想像を絶する真実に直面することになる。
監督・脚本はパスカル・ロジェ。出演はモルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ、カトリーヌ・ベジャン、グザヴィエ・ドラン。
『マーターズ 4Kデジタルリマスター』は8月14日よりシネマート新宿ほか全国で公開









