SPORTS丨2026.11.02
41歳レブロンは衰えたのか?変わったのか? 76ersにもたらす得点だけでは見えない新たな役割

写真:AP/アフロ
自ら得点を重ねてチームを引っ張る。長年のレブロン・ジェームズには、そんな姿が重なっていた。だが、76ersで迎えた新シーズンは、少し違う形でチームを支えている。
開幕から好スタートを切った76ersでは、タイリース・マクシーが得点をけん引し、ジョエル・エンビードとジェイレン・ブラウンも力を発揮している。攻撃の中心になれる選手が揃うなか、レブロンは自分でフィニッシュするだけでなく、周囲の得点を引き出し、守備で相手を止める役割でも存在感を示している。
もちろん、得点が減った理由を役割の変化だけで説明することはできない。新たな顔ぶれのなかで、どこでボールを受け、どう得点につなげるかを探っている段階でもある。
攻撃ではボールを動かし、味方の得点機会を作る。自分が毎回攻め切らなくても、周囲に有力な選択肢がある。レブロンのパスと判断力は、その戦力を生かすうえで大きな役割を果たしている。
守備での働きも目を引く。レブロンが主に守った相手のシュート成功率は、一定の被試投数を満たした選手のなかでリーグ最低だった。スティールやブロックでも貢献しており、得点の減少とは別に、守備では好調なスタートを切っている。攻撃を任せられる選手がそろったことで、守備により多くの力を注いでいる可能性もある。かつてのように得点で試合を動かす場面が減っても、相手の攻撃を止め、味方へ好機を届けることで、勝利に関わる道はある。
ただし、得点役を完全に退いたわけではないだろう。エンビードが欠場する試合などでは、レブロン自身が積極的に点を取りにいく必要も出てくる。周囲を生かすことと、自ら攻めること。その配分を、新しいチームで探っている。
優勝を目指して加入した76ersで、レブロンに求められる仕事は、毎晩チーム最多得点を挙げることに限らない。ゲームメークと守備を通じてチームを支えているのだ。









