SPORTS2026.09.07

「人間が打つ打球じゃない」 村上宗隆、意味が分からない“異常な一撃” 角度49度… 常識外の30号“逆方向ムーンショット”の衝撃

村上宗隆

写真:AP/アフロ

打ち上げた瞬間は、左翼への平凡なフライにも見えた。だが、村上宗隆の打球はなかなか落ちてこない。そのまま高々と伸び続け、左翼ブルペンへ飛び込んだ。

シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆が現地時間9月5日、日本時間6日のミネソタ・ツインズ戦に「3番・一塁」で先発出場。初回1死一塁の第1打席で、今季30号となる先制2ランを放った。

カウント2-2から相手右腕タージ・ブラッドリーが投じたのは、外角へ逃げていく92.6マイル(約149キロ)のスプリット。決して引っ張りやすい球ではなかったが、村上は下半身を残しながらバットを出し、逆方向の左翼へ運んだ。

驚くべきは、その弾道だった。MLB公式のStatcastによると、打球速度は103.6マイル(約166.7キロ)、打球角度は異例の49度、飛距離は345フィート(約105.2メートル)。本塁打としては極端に高い角度で打ち上がったにもかかわらず、打球は失速することなくフェンスを越えた。

普通の打者なら、ほぼ確実に外野フライになるような打球だ。それを逆方向のスタンドまで届かせてしまう。村上の30号が強烈だったのは、単純な飛距離ではなく、常識外の角度で上がった打球を本塁打に変えた規格外のパワーにある。
ネット上でも、「どう見てもポップフライだった」「その角度で入るのか」「逆方向にあれだけ高く打ち上げて、スタンドまで届くのは異常」「普通ならフライなのに、パワーで持っていった」「人間が打つ打球じゃない」と異例の弾道に驚く声が相次いだ。

村上はこの一発で、松井秀喜、大谷翔平、鈴木誠也に続き、日本出身選手として4人目となるシーズン30本塁打を達成した。メジャー1年目での到達は日本人初。さらにホワイトソックスでは、ミゲル・バルガスとコルソン・モンゴメリーも30本塁打以上を記録。1シーズンに3人が30本へ到達するのは、球団史上4度目となった。

村上本人は30号到達を喜びながらも、試合に敗れたことへの悔しさを口にした。さらに、打球角度をもう少し抑えられれば、より良い結果につながるとの考えも明かしている。49度という異例の弾道でスタンドまで運びながらも、その一打を完成形とは捉えていなかった。

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