CULTURE2025.11.14

“ポップカルチャーの革命児”Charli XCX、John Cale(The Velvet Underground)との共演曲「House」を配信リリース

Charli xcx & John Cale

常に音楽シーンを震撼し続けるアーティスト、Charli xcx(チャーリーXCX )が、新曲「House (feat. John Cale)」をリリースした。

この曲は、伝説的ロックバンド・The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)のジョン・ケイルとの作品で、来年公開予定の映画『Wuthering Heights (邦題:嵐が丘)』のために書き下ろされたサウンドトラックからの第一弾楽曲。映画は、Margot Robbie (マーゴット・ロビー)が主演・プロデューサーを務めるノンストップ・ラブミステリーで、今話題の俳優Jacob Elordi (ジェイコブ・エロルディ)が相手役を務めている。

監督のEmerlad Fenell(エメラルド・フェネル)から昨年のクリスマスに直接オファーをもらったというCharliは、「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めたの。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしたわ。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さ。数年前、トッド・ヘインズ監督の『The Velvet Underground』のドキュメンタリーを観たの。私はバンドの大ファンだから夢中で観たんだけど、その中でジョン・ケイルがバンドの音作りの核として “楽曲は『優雅(elegant)であり、そして残酷(brutal)でなければならない』と語っていたのが強烈に心に残ったの。その言葉が忘れられなくて、メモにも書き留めていたのよ。この映画音楽を作っている間、その『elegant and brutal(優雅で残酷)』という言葉がずっと頭にあったの。夏が終わってもその言葉が頭から離れなくて、ジョン本人に意見を聞いてみたいと思った。そして、もし彼が興味を持ってくれるなら一緒に作れたらと。彼と繋がり、電話で話したとき、あの声に心を撃ち抜かれたわ。優雅で、そして残酷だった。彼にいくつか曲を送り、この楽曲について話し合ったの。そして『詩』というアイデアが出てきて、彼が送ってくれた録音はジョンにしか生み出せないもので、私は泣いてしまった。ジョンとこの曲を一緒に作れたことは本当に幸運だと思っている。みんなに聴かせられる日をずっと静かに待ち続けてきたわ」

Charli xcx

Charliは、A24制作の映画『The Moment』をはじめ、他にも6作品への出演が控えており、来年は女優としての活躍でも世界を驚かせる一年になりそうだ。