SPORTS2025.07.30

1発打てばいいんだろ? 大谷翔平、打撃スタイルに変化? ホームラン量産体制に騒然「究極の長距離砲」「カッコよすぎる」

大谷翔平

写真:AP/アフロ

7月24日に行われたミネソタ・ツインズ戦で、今季37号となる5試合連続本塁打をマークした大谷。一部有識者の間からは、既に量産体制に入っているという声も上がっているが、そんな大谷の“打撃の変化”が、このところ野球ファンの間で話題となっている。

7月19日(日本時間7月20日)のミルウォーキー・ブルワーズ戦で放った一発からスタートした大谷の5試合連続本塁打。これはMLBの日本人選手としては最長記録となるが、この期間、大谷の打撃には大きな特徴があった。前出19日のブルワーズ戦でこそ本塁打を含む2安打と、いわゆるマルチヒットをマークした状態であったものの、その後の4試合はいずれも“本塁打のみ”の状態。しかも19日・20日のブルワーズ戦では各1三振ずつであったものの、ツインズとの3連戦では3三振・2三振・2三振と、極端に三振が多くなり、いわば「三振かホームランか」という状態となっていたのである。

これまでの大谷の打撃を鑑みれば、この「三振かホームランか」という状態は極めて珍しいものであるといえるが、実はこの傾向は記録が5試合で途切れた後も続き、現地時間7月25日からのボストンレッドソックスとの3連戦での大谷は、12打数4安打1本塁打と、一見、ホームランの減少と引き換えに確実性がやや増したように見受けられるものの、その一方で6三振を喫している。“12打数6三振”と書くとわかりやすいかもしれないが、三振を喫する場面が目立つようになっているのだ。実際、前半戦の大谷は370打数で109三振(約29.4%)だったのに対し、後半戦では37打数16三振(約43.2%)。後半戦はサンプル数が少ないながらも、多くの人々がその“傾向”を感じることだろう。そのため、こうした大谷の打撃の“変化”に、ネット上の野球ファンからは「HR特化しすぎw」「理想的なパワーヒッター」「究極の長距離砲」「アダム・ダンの超絶上位互換」「三振かホームランってカッコよすぎる」といった様々な反響が巻き起こることに。

このほかにも、連続弾のすべてが変化球かつ、そのいずれもが甘く入った失投を見逃さずに仕留めているという傾向も。とはいえ、二刀流の復活に際して、新たに縦のスライダーの習得や、フォームの変更など、進化する形での復活となった大谷。それだけに打撃でのこうした変化もまた、今後にその“答え”がわかるであろう、進化の過程である可能性も否定できない。後半戦に突入し、これから優勝争いも個人タイトルの争奪戦も激化していくなか、大谷がどのような活躍を見せることとなるのか、じっくりと注目したいところだ。

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