SPORTS2025.04.13

暴投しても三振で抑える! 藤浪晋太郎、ついに覚醒モード… 4試合連続無失点、完璧リリーフ「ちゃんと投げれば無双できるんだよ」

藤浪晋太郎

写真:AP/アフロ

シアトル・マリナーズ傘下の3A、タコマ・レイニアーズ所属の藤浪晋太郎が4月9日(日本時間4月10日)、サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のサクラメント・リバーキャッツとの一戦でリリーフ登板。またもや造作なく無失点で切り抜け、ファンの間で話題となっている。

6-10、レイニアーズ4点のビハインドで迎えた8回、レイニアーズ5番手として登板した藤浪は、いきなり伝家の宝刀・スプリットで先頭打者をセカンドゴロ、次打者をショートライナーに打ち取り、アッサリと2死を奪うという上々の滑り出し。しかし、3人目、“大谷翔平の元・相棒”として知られる元ロサンゼルス・エンゼルスの正捕手マイク・スタッシは、“意外性の一発”を警戒したのか、歩かせることに。しかもその後、4人目の打席中に暴投で走者を得点圏に進められた藤浪だったが、ここで崩れないのが今季の藤浪。その4人目を気持ちを切らせない投球で粛々とカウント1-2に追い込み、最後はスプリットで空振り三振に。無失点で切り抜ける危なげない投球となった。

こうした藤浪の投球に、ネット上では「藤浪さんが覚醒してしまう」「イケる!」「ちゃんと投げれば無双できるんだよ」「そもそも野球エリートオブエリートやねんから」「これはマリナーズ投資成功」「なにせあのカーショウが見込んだ才能だからな」といった歓喜の声が巻き起こることに。

実際、これで藤浪は4試合連続無失点で防御率も防御率1.80(5試合)。課題とされる制球についても、この日投じた22球のうち14球がストライクと大幅に改善。しかも、かなり抑え気味での投球となっていた前回と違い、この日は最速97.4マイル(約156.75km/h)と、豪腕・藤浪のとしての持ち味も。オープン戦を含め、今季は“制球が乱れてもなぜか大崩れしない”という独特な投球に加え、独特な勝ち運を感じさせるその内容から、“怪投”と評されていた藤浪。しかしついに“怪投”から“快投”へと転じつつあるようだ。

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