MOVIE丨2025.12.23
SNSで大バズり中!『チェンソーマン 刺客篇』ファンの間で早くも“考察合戦”が勃発「TVアニメ?映画?」「米津玄師の再起用に期待」

アニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作決定が発表され、ファンの間では早くも考察が飛び交っている。
公開されたティザーPVは、原作7巻の表紙を強く意識したビジュアルで、マキマをはじめとしたキャラクターの空気感も好評。短い映像ながら「これは本気だ」と感じさせる仕上がりで、期待値は一気に跳ね上がった。
注目されているのは、刺客篇がTVアニメになるのか、それとも映画として描かれるのかという点だ。原作の分量を考えると、1クールのTVシリーズにはやや短く、映画にするには少し長いという微妙なボリューム感が議論を呼んでいる。レゼ篇が原作約14話分を約100分の映画にまとめた前例があるだけに、刺客篇も映画向きでは?という声がある一方、バトルだけでなく会話や心理描写が細かく続く構成を考えると、毎週じっくり追えるTVアニメのほうが相性がいいという見方も根強い。
また、今回の発表では「劇場版」という言葉が使われていない点も重要視されている。レゼ篇は制作決定の段階から明確に劇場版と告知されていたため、それと同じ扱いでない刺客篇はテレビアニメとして制作される可能性が高い、という考察だ。公式サイト上でも劇場版表記がレゼ篇のみであることから、少なくとも現時点ではTVシリーズ想定と見るファンが多い。
構成面では、刺客篇単独で1クールを使うのか、それとも途中から「銃の悪魔」編へとつながっていくのかも話題になっている。刺客篇はアクション量が多く、ライブ感のある展開が続くため、毎週放送で盛り上がりたいという声も多い。一方で、「銃の悪魔」編は短いながらも物語的・精神的に最もえげつないパートであり、あえて現段階では伏せられているのではないか、という推測も出ている。
制作スケジュールについても、過去作からの逆算が行われている。テレビアニメ1期は発表から放送まで約2年、レゼ篇も発表から公開までおよそ2年弱かかっている。これを踏まえると、刺客篇がTVアニメであれば比較的早くても来年以降、もし映画なら2027〜2028年公開も十分あり得るという見方が現実的だ。
主題歌についての考察も盛り上がっている。これまで作品を象徴する存在だった米津玄師の再起用を期待する声は依然として多く、「一部ラストまで米津が担当するのでは」という予想もある一方、新しいアーティストを起用して作品のフェーズを変えてくる可能性も指摘されている。
いずれにせよ、刺客篇はキャラクターの魅力、バトルの密度、物語の転換点としての重要性を兼ね備えた章だ。映画かテレビかという形式以上に、どこまで描き、どこで区切るのかが作品全体の印象を大きく左右する。ファンの考察が尽きないのも、それだけこの発表が「次のチェンソーマン」を強く予感させるものだったからだろう。気長に待つしかないが、その時間さえも楽しみになってしまうのが、今の『チェンソーマン』だ。









