CREATIVE丨2026.03.26
マーゴット・ロビーが“街で増殖する” ミシェル・ゴンドリーが名作MVを再構築した「CHANEL 25」キャンペーンフィルム
シャネルが新作バッグ「CHANEL 25」のキャンペーンを公開し、ハウスアンバサダーのマーゴット・ロビーを起用したフィルムを発表、カイリー・ミノーグの名作MVを現代的に再構築した。
シャネルの新作「CHANEL 25」バッグのキャンペーンで公開された映像は、2002年の楽曲「Come Into My World」を大胆に引用したもの。オリジナルMVを手がけたミシェル・ゴンドリーが再び監督を務め、当時のトリックとアイデアをそのまま継承しながら、新たなビジュアルへとアップデートしている。
映像の中心にいるのはロビー。パリの街角を再現したセットの中を歩く彼女は、時間のループとともに“複製”されていく。画面が進むごとに増えていくロビーたちは、それぞれ異なるカラーやサイズの「CHANEL 25」を手にしながら、同じ動作を繰り返す。犬を撫で、自転車を押し、通りを行き交う——その一連の動きが重なり合うことで、リズミカルな多層構造の映像が立ち上がる。
オリジナルMVがパリの実在する交差点で撮影されたのに対し、今回のキャンペーンはロサンゼルスのサウンドステージで制作。ランドリーの代わりに書店が配置されるなど細部は変更されているが、「同じ動きが反復しながら増殖する」というコンセプト自体はそのまま踏襲されている。
さらに、カイリー・ミノーグ本人もカメオ出演。ウィンドウ越しに姿を見せるシーンでは、オリジナルを想起させるピンクのスタイリングで登場し、ロビーと視線を交わす。過去と現在が交差する象徴的な瞬間だ。
このコラボレーションには、長い時間をかけて積み重ねられてきた縁もある。ロビーとミノーグはいずれもオーストラリアの人気ソープ『Neighbours』出身で、ミノーグが1980年代後半に、ロビーはその約20年後に出演。さらにロビーが人生で初めて観たコンサートは、シドニーで行われたミノーグの「Fever」ツアーであり、「Come Into My World」もセットリストに含まれていた。
2023年にはミノーグ自身が、伝記映画で自分を演じてほしい人物としてロビーの名前を挙げたこともある。









