CULTURE2025.03.17

LE SSERAFIM、リリカルなメロディに中毒性が感じられる新曲「HOT」のMV公開

LE SSERAFIMが、3月14日に韓国で約7ヵ月ぶりとなるアルバム5th Mini Album『HOT』をリリースし、HYBE LABELS公式YouTubeチャンネルではタイトル曲「HOT」のミュージックビデオが公開された。

「HOT」のミュージックビデオは、4th Mini Album『CRAZY』のタイトル曲「CRAZY」のミュージックビデオと今回5th Mini Album『HOT』のアルバムトレーラーで制作を共にしたヤン・ユナ監督が手掛けた。LE SSERAFIMの恐れのないグループのアイデンティティがミュージックビデオにも盛り込まれている。

映像の中のメンバーたちは、現実なのか夢なのか見分けがつかない混乱した空間で、自由を取り戻すための冒険に乗り出す。自由への熱望を効果的に見せるために、ラフでありながらもダイナミックに表現しており、天井についたシーリングファンの視点から撮影したり、360度カメラを使うなど、独特な撮影技法で映像を完成させた。また、KAZUHAとKIM CHAEWONの登場からグループ全員でパフォーマンスするシーンまでがワンテイクで撮影され、一時も目を離せない演出だ。

メンバーの完璧なパフォーマンスは、今回のミュージックビデオで最も注目すべきポイントだ。映像冒頭で、広角レンズと魚眼レンズなどで撮影したパフォーマンスは、独特で新鮮な印象を与える。後半には、楽曲の感性が高まり、金色の照明が広がる幻想的な空間で撮影したパフォーマンスを披露し、見る人を虜にする。LE SSERAFIMは、力強さと繊細さが絶妙に入り混じった振り付けで、今後のステージに対する期待感を高めた。ミュージックビデオは、救いなのか破滅なのか分からないところでメンバーたちが自由を満喫するシーンで終わる。

5th Mini Album『HOT』のタイトル曲「HOT」は、結末が分からなくても、好きなことのためであれば何もかも燃やして全力を尽くす、というメッセージが込められた楽曲だ。LE SSERAFIMは、デビュー後初めてタイトル曲で「愛」について語る。「君はまるで 奇跡のようなことを私にまた夢⾒させる」という歌詞を通じて愛の美しさを表現し、「Don’t be afraid 疑いはない / 手を繋いで」という歌詞からは情熱と確信が滲み出ている。強烈な楽曲名とは異なるリリカルなメロディも興味深い。「HOT」は、ロック(Rock)とディスコ(Disco)のスタイルが加えられたポップジャンルで、一度聴いたら忘れられない中毒性の高い楽曲だ。