SPORTS丨2025.03.21
もはや意味不明! 藤浪晋太郎、“謎の投球術”で初セーブをマークしてしまう… 制球難でも抑えるニュータイプ「劇場型守護神」

写真:AP/アフロ
3月19日(日本時間3月20)に行われたシアトル・マリナーズ対テキサス・レンジャーズのオープン戦に、マリナーズの藤浪晋太郎が登板。制球が乱れるも無失点で切り抜ける投球でオープン戦初セーブをマークし、日米の野球ファンの注目を集めている。
3-2、マリナーズ1点のリードで迎えた9回表のマウンドに、6番手として上がった藤浪は、まずこの回先頭のベン・ハートルに対し、いきなり制球が乱れてストレートの四球を与え、同点の走者を背負うことに。しかし続くコナー・ピオットを迎えると調子が掴めたのか、いきなり制球が整いはじめ、カウント1-1からの3球目、真ん中やや外寄りのスプリッターでレフトフライを打たせて1死一塁に。さらに続くダスティン・ハリスに対しては、カウント1-2と追い込んでからの4球目、外角低めのボールゾーンへと沈むシンカーでショートゴロを打たせて、ハートルの代走で出ていた一塁走者フレイニエル・チャベスが二塁フォースアウト。走者が入れ替わり、2死一塁となった。そして最後の打者エゼキエル・デュランはシンカーとスライダーを交互に投げながらコースを散らせる“幻惑ピッチング”で、ショートゴロに。見事、無失点で切り抜け、チームの勝利に貢献。自身も嬉しいOP戦初セーブをマークすることとなった。
かねてより課題とされている制球難から、基本的には“投げてみなければわからない”という状態となっていながらも、このところ4試合連続で無失点。被打率1.58と完全に抑え込んでいる藤浪について、SNS上の野球ファンからは「まさかの無失点w」「ワケわからんw」「制球乱れても無失点とかいう謎投手」「藤浪は不安定なのが安定した状態?」「毎回このコントロールで無失点とか意味わかんねえ」「脅威の被打率.158」「信じられんw」といった驚きの声や、「クローザーいけるやん!」「新しいタイプの劇場型守護神」と、早くも守護神としての活躍に期待する声など、様々な反応が巻き起こることに。
なお、これで藤浪のOP戦防御率は6.35。急速に安定感も増しているだけに、これから開幕に向けてどのような輝きを放つこととなるのか、注目したいところだ。